3月26日、第7回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」にて、「劇場版 テレクラキャノンボール2013」の上映イベントが開催された。
トークには
「もともと映画という意識で作っていないんです。10時間のAVを作って2時間にまとめただけ」と話す松尾。「内容を考えればまともにヒットするはずなんてないし、宣伝もろくにしてませんでした。そもそも劇場公開日の2日前になんとか完成したくらいで。ただ、中身を言ってしまったら誰も観に来ないと思ったので、初日のお客さんに『絶対にネタバレ禁止』とお願いしたんです」と続け、「たまたま後半うるっとさせる部分があったから、観た人がそこだけ拡大解釈してTwitterに書いてくれて。みんなが誤解したんです!」とあくまでこのヒットは何かの間違いであることを強調。ケンドーコバヤシが「下品な内容を通じて、みんなにエチケットが広がっていったんですね」とコメントし、笑いを誘った。
「このご時世でネタバレ禁止が守られたのはすごいことだし、コンプライアンス的な意味でも、こんなことをしでかす映画は『テレクラキャノンボール』が最初で最後だと思う」という松尾の言葉にうなずく一同。さらに監督は「大変なことですよ、最初のオーディトリウム渋谷の上映にあの橋本愛ちゃんが来てて。劇場スタッフが慌てて調べたら、18歳になった直後に観に来てくれてたのでセーフでしたけど」と明かした。
続編の可能性について聞かれた松尾が「『テレクラキャノンボール』ができすぎてしまったので、続編はもうやらないと決めたんです。毎年やったりしたら、この作品の価値が下がってしまうし」と答えると、松江監督が「それ以前に、毎年こんなことやってたらいつか誰かが死にますよ!」と慌てる一幕も。
しかしその後、カンパニー松尾をはじめとするテレキャノメンバーがアイドルグループBiSの解散に密着したドキュメント「劇場版 BiSキャノンボール2014」が作られている。これについて松尾は「AV監督だと名乗るのを忘れていたので、BiSメンバーはすごく不審がってましたね。だって『解散に密着する』って言いながらライブには来ないし、(BiSメンバーが宿泊する)ホテルに泊まらせてくれって言うやつがいるし。それでもうまくいって泊まるやつが出てきたりするんですよ。この作品ではまた違った戦いが繰り広げられてます」と見どころをアピールした。
「劇場版 BiSキャノンボール2014」は現在も全国で上映中。
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カンパニー松尾の映画作品
リンク
- カンパニー松尾 公式Twitterアカウント
- 映画「劇場版 BiSキャノンボール2014」公式サイト
- ハマジム 公式Twitterアカウント
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
松尾「最初のオーディトリウム渋谷の上映にあの橋本愛ちゃんが来てて。劇場スタッフが慌てて調べたら、18歳になった直後に観に来てくれてたのでセーフでしたけど」/カンパニー松尾が語る「『テレキャノ』ヒットは何かの間違い!」 - 映画ナタリー http://t.co/XlgpY89P8X