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上條淳士の個展に展示品としてグッズを提供、コレクター3名に話を聞いた

上條淳士の個展に展示品としてグッズを提供、コレクター3名に話を聞いた

現在、東京・弥生美術館にて、マンガ家・上條淳士の個展「画業40周年記念 上條淳士展 LIVE」が開催中だ。約4カ月にわたり開催される今回の展覧会では、約1カ月ごとに作品の一部を入れ替えて展示が行われている(参照:上條淳士の4カ月にわたる展覧会が明日弥生美術館で開幕 展示の入れ替えや初の展示物も)。パンクバンド出身のアイドルが芸能界をかき乱すロックマンガの金字塔「To-y」や、日本各地に点在する基地の街を舞台にしたクライムアクション「SEX」などの作品で知られる上條。会場の壁を埋め尽くす、時代を超越した上條作品の原画の迫力に誰もが圧倒されることだろうが、一部の展示品──稀少な関連グッズや掲載誌などについては、作家ではなく、コレクターが所有しているものを借り受けているのだという。好きな作家のアイテムを集めていたファンが、その作家の展覧会に自身のコレクション物を提供する形で参加するというのは、一体どんな思いを抱くのだろうか。そこで今回は、上條作品のコレクター3名に集まってもらい、好きなマンガ家に関する“物”を集める悦びや、ここ数年、原画展などを通じてファンとマンガ家が交流できる“場”が作られつつある現象などについて、熱く語ってもらった。また、上條本人にも、そうした新しい“場”が生み出す力について、作家の立場から話を聞いた。なお前述の通り、本展覧会では約1カ月ごとに作品や展示物の一部を入れ替えている。そのため、記事内に掲載されている写真は取材時のものとなり、現在の展示とは異なる場合がある。

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1月10日