11月24日より大阪天保山特設ギャラリーにて開催される「
「ONE PIECE展」は、主人公ルフィと麦わらの一味たちが遭遇する数々の冒険を、原画展示だけではなく、会場限定で上映されるスペシャルムービー、インタラクティブアートなど、体感型の展示で楽しめる展覧会。今年3月から6月まで東京・森アーツセンターギャラリーにて開催され、今回新たな展示を加えて大阪で行われる。
会場に入るとまず現れる「手配書の裏路地」では、登場する海賊たちの手配書がずらり。大阪会場では新たにシーザー・クラウンやベポの手配書が加えられている。ベポの賞金額は今回が初公開となるので、気になるファンは会場で確かめてみよう。
東京会場は1フロアだったのに対し、大阪の会場は3フロア。次の展示へ進む通路や階段も、展示物への気持ちを途切れさせないよう、さまざまな工夫が凝らされている。例えばインペルダウンの展示へと続く通路では、青い照明によって海の中にいるような演出が。天井からは監獄を守る海のゴリラ・ブルゴリが泳ぐ様を描いた布がたゆたう。また魚人島の展示コーナーへと続く階段には、シャボン玉や麦わらの一味それぞれの2年間を描いたイラストが掲げられている。
そしてマリンフォード頂上戦争の展示会場へ進む通路を阻むのは、作中でマリンフォードを目指すルフィたちの前に立ちふさがった「正義の門」。2枚の前後する壁に門のイラストが描かれており、見る角度によって門が閉じているようにも開いているようにも見えるトリックアートになっている。両脇の壁には、ルフィと、門を開くために自ら犠牲を買って出たボン・クレーとのやり取りが描かれた。
大阪会場の目玉となる追加展示は、週刊少年ジャンプ(集英社)にて目下連載されている「パンクハザード編」のコーナー。「オペオペの実」の能力者トラファルガー・ローの等身大フィギュアが設置されており、そのバックでは作中のシーンが動く映像が流れ出す。一定の空間を支配して人や物体を切り刻んだり入れ替えたりできる「オペオペの実」の能力を、映像とフィギュアが融合した展示で再現する。ローのフィギュアは尾田の監修のもと制作。特に帽子のモフモフ感や目の陰影にこだわりがあるという。
原画展示のコーナーでは、新たに映画「ONE PIECE FILM Z」の設定原画14枚とカラー原画2枚を公開。また東京での展示以降、週刊少年ジャンプに掲載されたカラーイラストなども追加された。さらに会期中、ジャンプに「ONE PIECE」が巻頭カラーで掲載される度に、そのカラー原画が追加公開されていく予定。そのほか東京会場でも展示されていたエースの等身大フィギュア、インペルダウンのモニター室、「冒険パノラマシアター」「仲間シアター」なども、もちろん用意されている。
大阪天保山特設ギャラリーでの「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展 ~原画×映像×体感のワンピース」は、11月24日から2013年2月17日まで開催。チケットは現在12月21日までの第1期入場分が発売中だ。
尾田栄一郎監修 ONE PIECE展 ~原画×映像×体感のワンピース
会期:2012年11月24日(土)~2013年2月17日(日)※会期中無休
開館時間:10:00~20:00(最終入館は19:00)
会場:大阪天保山特設ギャラリー(海遊館となり)
住所:大阪府大阪市港区海岸通1-5-10
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- 尾田栄一郎 監修 「ONE PIECE展」~原画×映像×体感のワンピース
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