映画「アフター・ヤン」業田良家・今日マチ子・カタユキコの描き下ろしイラスト公開

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業田良家今日マチ子、カタユキコが、映画「アフター・ヤン」をイメージしたイラストを描き下ろした。

業田良家による描き下ろしイラスト。

業田良家による描き下ろしイラスト。

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10月21日より東京・TOHOシネマズシャンテほかにて全国公開される「アフター・ヤン」。“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが一般家庭にまで普及した未来世界を舞台に、茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカと、故障により動かなくなってしまったロボットのヤンとの物語が描かれる。業田、今日、カタからはコメントも到着。そのほかこがけん(おいでやすこが)、研究者・成田悠輔、映画監督・藤井道人、SFマガジン(早川書房)の編集長・溝口力丸からもメッセージが届けられている。

業田良家コメント

ロボットであれ人間であれ、出来事が「記憶」になると、すべてが輝いて切ないものになる。
この映画を観るという出来事も、「記憶」となってあなたを癒し続けるでしょう。

今日マチ子コメント

文化を継承するとはなんだろう。人の形であっても人ではないヤンの孤独を感じる
と同時に、彼の見てきた「残しておくべき豊かさ」に心打たれた。

カタユキコ(イラストレーター)コメント

AIも、クローンも、人間も、同じ家族になれる。
たとえ血のつながりの無い者同士でも、シンクロしながら踊る姿はまぎれもない家族だ。
未来の家族の在り方は今よりずっと自由で、やさしかった。
私もファミリーダンスバトル、参加してみたいな。

こがけん(おいでやすこが)

クローンやアンドロイド(テクノ)のいる世界で、愛する者を“失う”意味は変容する。
ヤンの不在に始まるこの映画は、まるで一滴の雫が波紋を広げていくように、家族を、人間を、生きるとは何かを、静かに深く揺さぶり続ける。
例えば、あの日の木々、廊下に差す光、ふり向きざまの笑顔……。
一瞬の中に存在する永遠に、やさしく胸を締め付けられる作品。

成田悠輔(研究者)

ディストピアでもユートピアでもない。この未来は懐かしく、はかなく、ちょっとぬるい。食卓に置かれたお茶のように。終わりが無でも、私たちは大丈夫だ。

藤井道人(映画監督)

無がなければ有も存在し得ない。
家族とは何か、人間とは何か。
優しく静謐な世界の中で、喪失と向き合っていく登場人物の姿に胸を打たれた。

溝口力丸(「SFマガジン」編集長)

人間とは異なる存在が、人生の深みを思い出させてくれる。疲れたときに訪れたい、穏やかな庭園のようなヒューマンドラマ。古い家族像に縛られずに新たな愛の形を探る人々の姿や、人種とアイデンティティについての真摯な思弁。これぞ2020年代のSF映画という味わいでした。

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(c) 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.

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