「~クラゲ海賊団の宴~」と題された舞台挨拶にはクラゲ海賊団の船長・エボシ役の
また山田が「あと、あと、ウソップと……」とうずうずした様子で切り出すと、せいやは「ウソップとヤソップ!」と興奮気味に叫ぶ。大いに盛り上がる2人へ「ONE PIECE」初心者だという粗品が「友達やん……」とツッコむのをよそに、せいやはトットムジカ戦のヤソップについて「何がすごいって、ウソップが“見聞色(の覇気)”を使えると信じているところなんですよ!」と熱弁。山田は我が意を得たとばかりに「そう!そう!」と力強く同意し、「シャンクスがその後に『仲いいじゃねえか』って言って!」と同じシーンのさらなる見どころを挙げていた。
ウタについては山田が「2回目に(映画を観に)行ったときには、僕は配信されているウタの歌を聴いてきているんですよ。だからウタの気持ちになりすぎちゃって、『俺ウタなんかな』ってくらい、泣いた」とコメント。せいやと粗品が「山田ウタね!」「何、山田ウタって」と掛け合う一幕もあった。その後山田はさらにヒートアップし「(ルフィは)みんなが楽しく笑って暮らせる世の中になったらいいなって思ってると思うんですよ。それってウタと一緒なんです。おんなじところを見ているんです。でもウタは人と関わってこなくて、楽しいことだけが幸せだって思っちゃった。ルフィはどんなつらいことも乗り越えてきたけど、ウタはそれを知らなかったから『楽しい世界がいいじゃん!』って、それだけが幸せなんだと思い続けてしまった」とウタとルフィのすれ違いについて長広舌を振るう。それに対してせいやが「ウタは悪くないんですけどね」としんみり返すと、山田は「そうなんだよ! 知らなかっただけなんだよ!」と悔しそうな表情に。せいやも「(ウタは)一番切ないキャラですね」と述べていた。
ここでフォトセッション用にと運ばれてきた樽の中からルフィ役・
一同の盛り上がりは一向に衰えないものの、ここで舞台挨拶は終わりの時間に。粗品は「記録的な大ヒットですので、これは間違いなく観るべきです。僕は『ONE PIECE』初心者ですけども、初心者の方でもお楽しみいただけますので、ぜひ劇場に足を運んでください」と「ONE PIECE」初心者代表として魅力をアピールする。せいやは「僕は個人的に2回観たんですけども、3回目、4回目も観ようと思っています。何回観ても楽しめる映画ですし、今までの『ONE PIECE FILM』シリーズの中で一番ストーリーが切ないです。アクションもラストの20分は怒涛です。原作にまだ出てない情報もめっちゃありますんで、皆さん、何回も観てください」とメッセージを贈った。
山田は「『ONE PIECE』ファンの方はここでしか出ない新情報もあって作品により深く入れるし、初めての人や音楽好きもウタのライブを楽しめる映画です。『ONE PIECE』は一貫してストーリーがとにかくいいんですよ。胸を打つストーリーを体感しにきてください」と力強く語る。田中は「私、実は忙しくてまだ劇場では観られていないんですけど、お三方の話を聞いてより(劇場で観るのが)楽しみになりました」と熱量高いトークに感化された様子で、最後には「クラゲ海賊団の宴だ!」とルフィの声で叫んで舞台挨拶を締めくくった。
公開中の映画「ONE PIECE FILM RED」は、尾田が総合プロデューサーを務める「ONE PIECE FILM」シリーズの第4弾。なお舞台挨拶では本日の上映をもって興行収入80億円、動員数570万人を突破したことが明かされ、「ONE PIECE FILM RED」は映画「ONE PIECE」シリーズの興行収入1位に輝いた。
なおナタリーでは映画「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念して映画、コミック、音楽の3ジャンルで特集を展開中。コミックナタリーでは原作メディア担当編集者で、映画の製作にも深く関わっている集英社の高野健が登場し、谷口悟朗監督の参加や、ウタの歌唱キャスト・Adoの起用理由、製作時の尾田の裏話、これまで原作ではなかったルフィのとある気になる発言など映画にまつわる話題から、最終章に突入した原作の今後までを語ってもらっている。関連する特集・インタビュー
関連記事
. @jyd2j
ナタリー - 尾田栄一郎原作による映画「ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶が、本日8月18日に東京・丸の内TOEIで開催された。本記事ではその模様をネタバレありでレポートする。 https://t.co/ClI0HFyHhp 映画ONE PIECE、山田裕貴とせいやの愛が炸裂!止まらないトークに粗品「友達やん」 https://t.co/xB5QklyLqG