大画面で観たい!熱い掛け合いに心揺さぶられる!田中真弓、名塚佳織、池田秀一が語る「ONE PIECE FILM RED」

「ONE PIECE」シリーズの劇場版第15弾「ONE PIECE FILM RED」が、8月6日に封切られる。原作者の尾田栄一郎が総合プロデュースを手がけた本作。世界中を熱狂させる歌姫で、赤髪のシャンクスの娘であるウタが音楽の島・エレジアで開くライブを舞台に、麦わらの一味、ウタ、そしてシャンクスによる物語が描かれる。

ナタリーでは、同作の公開を記念して映画、音楽、コミックの3ジャンルで特集を展開。映画ナタリーではルフィ役の田中真弓、ウタ役の名塚佳織、そしてシャンクス役の池田秀一に、アフレコ時のエピソードや、笑いあり感動ありの本作の魅力を語ってもらった。

取材 / 小林望文 / 秋葉萌実撮影 / 梁瀬玉実

シャンクスが出るのはうれしいけど、どうするんだろう?(田中)

──「ONE PIECE FILM RED」は、劇場版シリーズの第15弾です。本作の参加が決まったときの率直な心境から聞かせてください。

田中真弓 コロナ禍になって今まで当たり前だったものが、当たり前じゃなくなっていたこともあり、「本当にまた映画がやれるのかな?」という不安は正直ありました。最近はアフレコの現場は1人か2人で、相手のセリフを聞かずに録るのが普通になっているんです。なので池田(秀一)さんと久々に一緒に録れたのはうれしかったですね。

田中真弓

田中真弓

池田秀一 光栄です。喜んでやらせていただきました。

名塚佳織 私はオーディションを受けたのですが、ウタ役の合格の電話があったときは信じられませんでした。電話を切ったあとにじわじわと「今『ONE PIECE』と言っていたよね……。本当にやらせていただけるんだ!」と実感が湧いてきて、収録までに徐々に気持ちが盛り上がっていきました。

──池田さん演じるシャンクスが登場すると発表された際は、大きな話題となりました。今回の物語を知ったときはどう思われましたか?

田中 シャンクスが出るのはすごくうれしいけど、会ったら帽子を返して話が終わっちゃうし、どうするんだろう?と(笑)。でもシャンクスが登場することになったのは、(原作者の)尾田栄一郎の案だったんですよね。

「ONE PIECE FILM RED」より、シャンクス。

「ONE PIECE FILM RED」より、シャンクス。

池田 僕も「劇場版に出ます」と聞いたときはびっくりしました。二言くらい話せばいいのかなと考えていたんですけど、予告編を観たら「FILM RED」と銘打たれていた。これはもしかして二言じゃないかもと慌てました。そのあと脚本を読んで「普段以上にしっかりと演じなければ」と思いましたね(笑)。

名塚 私はこの作品を通して、希望を持つことの大切さを感じました。1人で何かを大きく変えることはすごく難しいですが、そこで立ち上がらなかったら何も始まらない。そういうウタの勇気や、みんなを引っ張っていく強さが印象的でした。

直感を大事に、あるがままに表現した(池田)

──田中さんと池田さんは、今作でルフィとシャンクスを演じるうえで新しさを感じたことはありましたか?

田中 シャンクスとの関わり方は特殊で面白かったし、2人の今後がちょっと楽しみになりました。今回はいつものルフィとは違う印象がありましたね。幼くて楽しい部分や相変わらずのところもあるけど、ウタとの関係性を見ると大人の男になったな……と(笑)。

池田 シャンクスが活躍するのは光栄なことですが、僕自身は意識して力が入ると大抵いいことが起きないので、脚本を読んだときの直感を大事に、平常心でいるようにしていました。スタジオに入ってからは名塚さんと演じて、そこで感じたことをあるがままに表現しました。わりといい加減なタイプなんですよ(笑)。

──ウタはセリフパートを名塚さん、歌をAdoさんが担当されています。お二人で1つのキャラを作り上げる形は珍しいですね。

名塚 今回はAdoさんの楽曲が先にできていたので、劇中歌を聴いてから収録に臨みました。Adoさんと監督たちが作り上げたウタがしゃべり出したらどうなるんだろう?と流れを意識しながら、ウタの続きを作らせてもらう感じでした。

「ONE PIECE FILM RED」より、ウタ。

「ONE PIECE FILM RED」より、ウタ。

──Adoさんの楽曲を聴いてインスピレーションを得たりも?

名塚 Adoさんはいろんなニュアンスで歌ってくださっているし、ウタの心情もすごく盛り込まれていたので、想像が膨らみましたね。「ここのセリフは同じようなテンションで言いたいな」と参考にさせていただいたり。

田中 ウタに関しては、歌っている人としゃべっている人が別なのを最初は心配していたんですよ。でも聴いてみたら本当に違和感がなかった!

名塚 とにかく物語に集中してもらいたいので、その違和感だけは拭いたいと考えていました。谷口悟朗監督からもセリフから歌、歌からセリフへの心情のつながりを意識してと言われていたんです。

名塚佳織

名塚佳織

──今回は、音楽がメイン要素の1つになってくる作品だと思います。田中さんは実際に楽曲を聴いたときの感想と印象はいかがでしたか?

田中 Adoさんは「うっせぇわ」のインパクトがすごくて、才能の塊だなと感じていましたが、今回はあの曲とは違う面も見せてもらえたし、本当にすごい方なんだなと感じました。

池田 素敵でしたよね。まだ本編を1回しか観られていないので、大きなスクリーンで改めてちゃんと観たいです。

田中 大画面で観たいですよね!