「鋼の錬金術師展 RETURNS」が本日開幕、朴ろ美が「また魂が震える」と興奮

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荒川弘「鋼の錬金術師」の原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」のプレス内覧会が、去る12月17日に東京・池袋のサンシャインシティで開催。アニメ版でエドことエドワード・エルリックを演じた朴ろ美が取材会に出席した。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」取材会に出席した朴ろ美(左)とアルフォンスの着ぐるみ(右)。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」取材会に出席した朴ろ美(左)とアルフォンスの着ぐるみ(右)。

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「鋼の錬金術師展 RETURNS」ポスタービジュアル

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「鋼の錬金術師」の作品生誕20周年を記念し、本日12月18日からサンシャインシティで、2022年3月12日から大阪・ひらかたパークで行われる「鋼の錬金術師展 RETURNS」。2017年から2019年にかけて行われた原画展をベースとし、展示枚数と企画内容を増強した300点超の生原稿やイラストで「鋼の錬金術師」20年の歩みを振り返っていく。

朴ろ美

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取材会に先立ち展示を楽しんだ朴は、興奮した様子で登場。会場を訪れるファンに向け「皆さん、覚悟して展示会にいらしたほうがいいと思います!」と述べ、「展示会というより、作品の中にそのままに入り込んでしまった感覚がありましたし、荒川先生の原画の力はすごいんだなと、改めてまざまざと感じました。1枚を見るのに1時間欲しいぐらい! 全然時間が足りないんです。アトラクションのような仕掛けもあるんです」と見どころを語る。最後に「『鋼の錬金術師』に少しでも触れた人なら、また魂が震える思いができる展示会だと思います」とアピールした。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX[拡大]

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX[拡大]

展示会場では、単行本全27巻と愛蔵版全18巻、「鋼の錬金術師」が表紙に登場した月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)47冊のほか、「鋼の錬金術師」関連書籍などが来場者をお出迎え。プロローグエリアではエドと、アルことアルフォンスのエルリック兄弟が錬金術師を目指すきっかけとなった一連の事件が、音声と映像で紹介された。続く「2人の錬金術師」エリアでは故郷・リゼンプールを旅立ったエルリック兄弟と、彼らが出会うさまざまな人たちの姿をピックアップ。またホークアイの狙撃銃や拳銃など荒川の作画を支えた資料コレクションコーナーでは、アームストロング少佐の姉である少将・オリヴィエの金時計や、リオールの町でアルフォンスがうっかり壊してしまったラジオのモデルとなった機種などが追加された。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

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「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

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黒と赤を基調とした「人造人間」エリアでは、エルリック兄弟たちと対立するホムンクルスたちにスポットを当て、ラスト、エンヴィー、グラトニーのイラストはもちろん、物語の鍵を握る“お父様”のイラストとフラスコが。今回の原画展で新たに追加された「軍部」エリアでは、アメストリス軍の軍服を想起させる青色をテーマに、マスタングや部下たち、オリヴィエが司令官を務めるブリッグズの面々の活躍が紹介された。エリア内にはエド、アル、マスタング、ホークアイの戦いにフォーカスした映像コーナー「戦いの軌跡」が登場。4人の名シーンを集めたパネルや録り下ろしボイスを用いた映像が上映される。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

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「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

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「親子」エリアではエルリック兄弟と父・ホーエンハイムの物語にクローズアップ。幼少期のエドとアル、母・トリシャの思い出が紹介された。エドとアル、ホムンクルスたちの最終決戦をテーマにした「最後の戦い」エリアには、第108話「旅路の果て」の見開きカラーページをビッグサイズで展示。「真理の扉」エリアには、エドの機械鎧(オートメイル)のレプリカや、激闘の果てに真理に打ち勝ったエドの雄姿を映像とボイスで表現する「最後の錬成」コーナーが設けられた。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」の様子。 (c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

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「エクストラギャラリー」エリアでは、少年ガンガンのほか関連書籍のために描き下ろされたイラストやラフ画のほか、黄金に輝く荒川の像が。TVアニメ「鋼の錬金術師」「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」などのセル画やオープニング映像でアニメシリーズを振り返るエリアや、「鋼の錬金術師」公式Twitterに読者から寄せられたコメントの一部を紹介する映像コーナーも登場した。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」東京会場は2022年1月16日まで開催。エド・アルver.とロイ・リザver.の2パターンの音声ガイドが用意されたほか、新規グッズも取り扱う物販コーナーが用意されている。展示会を紹介する有料Web番組「ハガレンナイトミュージアム」は、2022年2月5日から11日まで配信。また連載開始20周年を記念した書籍「鋼の錬金術師 20th ANNIVERSARY BOOK」が、本日12月18日に発売された。「鋼の錬金術師展 RETURNS」の会場や一部通販では、同書に荒川のカラーイラスト制作現場に密着したDVDが付いた「鋼の錬金術師 20th ANNIVERSARY BOOK SPECIAL EDITION」を販売する。

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鋼の錬金術師展 RETURNS

期間:2021年12月18日(土)~2022年1月16日(日)
会場:東京都 池袋・サンシャインシティ 展示ホールC
開場時間:10:00~18:00
入場料金:一般・大学生 2000円 / 中高生 1800円 / 小学生以下 1500円

期間:2022年3月12日(土)~6月26日(日)
会場:大阪府 ひらかたパーク イベントホール

※朴ろ美のろは王へんに路が正式表記。

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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com

【イベントレポート】「鋼の錬金術師展 RETURNS」が本日開幕、朴ろ美が「また魂が震える」と興奮(写真29枚) https://t.co/0L9HShL7Zk

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