同作は10年前に脳出血で倒れて以来、高次脳機能障害と呼ばれる症状が出るようになったパートナー・寝太郎との日々を描くコミックエッセイ。感情のコントロールができない、物事を覚えられない、他人の気持ちがわからないなどの悩みを抱える彼との暮らしについて、連載開始当初は「別れたいのに別れられない恋愛」と描いていたいのうえが、連載を進めるうちに彼の抱える障害について改めて知ることで、高次脳機能障害と向き合うことになる。
帯には「ギャングース」の原作者で、自身も脳梗塞で倒れた経験を「脳が壊れた」「『脳コワさん』支援ガイド」といった著書で発表した鈴木大介が「未診断・無支援・失職・二次障害(ウツ発症)…家族を取り巻く四重苦を生き抜いたふたりの10年史。当事者を代表して、寝太郎さんを見捨てずに連れ添ってくださったことに、心より感謝いたします」とコメントを寄せている。また秋田書店によるWebマンガサイト・Souffleでは、いのうえと鈴木による対談も公開中だ。
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