「70年目の告白~毒とペン~」は高階の“引退作”と銘打たれた自伝的作品。物語はマンガ家の涼が母を看取った場面から始まる。涼は母に対して良い思い出がないため、亡くなったときもホッとしていた。そしてあるきっかけで涼の精神は1940年代に飛び、自分が母親の胎内にいる様子を見ることになる。さらに涼は精神体となった視点から、自らの誕生、貧しさや病気に苦しんだ幼少期を客観的に振り返っていく。
一方「ぼんくら陰陽師の鬼嫁」は、秋田の同名小説をコミカライズしたもの。大学生の野崎芹は、バイトをクビになった3時間後にアパートが火事で燃え、途方に暮れていた。そんなときに公園で会った謎の男・皇臥から、“後腐れのない契約関係”という形での結婚を申し込まれる。皇臥が公務員と聞き、芹は現状打破のために結婚を決意するが、実は彼は陰陽師で……。
また今号の付録には「
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高階良子が半生振り返る引退作がボニータで、付録では野間美由紀を魔夜峰央らが追悼 https://t.co/e6jQqkDVft