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萩尾望都が米コミコンで講演、インクポット賞を受賞

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日本が誇る少女マンガ界の巨匠萩尾望都が、現地時間7月24日までアメリカ・サンディエゴにて開かれていた北米最大のコミックコンベンション「Comic-Con International 2010」に特別ゲストとして参加、インクポット賞を受賞した。

インクポット賞はComic-Con Internationalが1974年に設立した、マンガ・アニメ・SFなどのポップカルチャー領域において多大な貢献をした作家に与えられる賞。コミコンゲストの中でも特に際立った業績を残した人物に贈られる。日本人ではこれまで1980年に手塚治虫、1994年に高橋留美子、2009年に宮崎駿らが受賞してきた。

今回の萩尾の受賞は、日本における少女マンガのパイオニアとしての活躍が高く評価されたと言える。日本国内においてもこれまで小学館漫画賞や手塚治虫文化賞など数々の賞を受賞している萩尾だが、今回の受賞によって“世界の萩尾望都”としてその名をより轟かせることだろう。

また萩尾はコミコン中に2度にわたり講演を行った。京都精華大学助教授のマット・ソーンとともに初期作から最新作まで自身の作品について語り、その場でイラストを執筆する姿も披露。現地の熱心なファンたちを喜ばせた。

なおマット・ソーンが翻訳と編集を手がけた萩尾の短編集「A Drunken Dream and Other Stories」が、9月にシアトルのFantagraphics社より出版される。「酔夢」や「半神」、「イグアナの娘」など、名作10編を収録。萩尾作品の魅力がさらに加速度的に、世界中に広がっていきそうだ。

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