シリーズ8作品目となる本公演では、過去作に引き続き
今作でも出演者たちは舞台上を所狭しと躍動し、プロジェクションマッピングの映像によりバレーボールの練習や試合、場面の切り替わりがダイナミックに展開される。昨年上演された「“最強の場所”」で強豪・白鳥沢学園高校に勝利し、春の高校バレー全国大会・宮城県代表の座を掴んだ烏野高校排球部が、春高全国大会に向けて各々の課題と向き合う姿を、“新生烏野”キャスト陣が体現してみせた。
ゲネプロ前に行われた囲み取材には、醍醐、赤名、山本、織部、鐘ヶ江、北澤、中谷、長田、日向野、一ノ瀬、福田、そしてウォーリーが登壇。初めにキャスト陣から一言ずつ意気込みが述べられるも、合間にほかのキャストが口々に茶々を入れるなど、取材は賑やかに行われた。また東峰旭役の福田が「本日11月1日、初日を迎えると同時にコミックス40巻が発売されましたが、表紙が東峰旭です!」とアピールする一幕も見られた。
醍醐は“新生烏野”での初舞台を迎え、「演じる人が違うので、まったく同じものにはならないんですが、演出や、スポーツものならではの熱量や躍動感は、前回のものをしっかり引き継いでいます。胸を張ってお届けできると思います」と自信を見せる。ウォーリーは「全国大会前夜、烏野がチームとして生まれ変わっていく物語と、“新生烏野”として集まってきた彼ら(キャスト)がリンクするようなセリフもたくさんあります。『今新しいものが生まれるな』ということが、客席まで伝わるような舞台になっていると思います」と語った。
司会からキャストのチームワークについて問われると、赤名が「実は僕、(醍醐)虎汰朗の家に居候させてもらってるんです」と明かし、醍醐が「一緒に生活し始めてから一気に仲良くなったよね」と赤名に視線を送る。居候のきっかけについて尋ねられた赤名は「僕の家より、虎汰朗の家のほうが稽古場に近かったからです(笑)」と正直に述べ、ほかのキャスト陣からは「素直!」という声が上がった。
最後にウォーリーは「8作目ですが、温故知新というか。前作までの熱量を引き継ぎつつ、新しいキャストが新しいドラマを作っています。今回、試合シーンは少ないですが、演劇として楽しめる部分がたくさんありますので、初めての方にも観にきていただきたいです」と来場を呼びかけ、醍醐は「僕たちにできることはすべてやってきました。泣いても笑っても幕は開くので、あとは皆様に熱量を届けるだけ。(熱量を)受け取ってほしいですし、伝わったらうれしいです。楽しみにしていてください!」と取材を締めくくった。
「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“飛翔”」は11月4日まで東京・TOKYO DOME CITY HALL、9日から16日まで大阪・メルパルク大阪 ホール、22日から24日まで宮城・多賀城市民会館 大ホール、12月6日から15日まで東京・日本青年館ホールにて行われる。
「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“飛翔”」
日程:2019年11月1日(金)~11月4日(月・振休)
場所:東京都 TOKYO DOME CITY HALL
日程:2019年11月9日(土)~11月16日(土)
場所:大阪府 メルパルクホール
日程:2019年11月22日(金)~11月24日(日)
場所:宮城県 多賀城市民会館 大ホール
日程:2019年12月6日(金)~12月15日(日)
場所:東京都 日本青年館ホール
スタッフ
原作:
演出・脚本:
音楽:和田俊輔
キャスト
烏野高校日向翔陽:
影山飛雄:
月島蛍:
山口忠:
田中龍之介:
西谷夕:
縁下力:
木下久志:
澤村大地:
菅原孝支:
東峰旭:
烏野高校 マネージャー
清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里
烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健
青葉城西高校
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司
白鳥沢学園高校
天童覚:加藤健
白布賢二郎:佐藤信長
五色工:菊池修司
鷲匠鍛治:川下大洋
伊達工業高校
青根高伸:新井將
二口堅治:木村敦
作並浩輔:廣野凌大
黄金川貫至:羽富琉偉
井闥山学院高校
佐久早聖臣:つわぶき峻
鴎台高校
星海光来:輝山立
稲荷崎高校
宮侑:松島勇之介
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