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アニメ「3D彼女」6人が語る第2シーズンの見どころと、“リアルな高校生”を演じる難しさ

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那波マオ原作によるTVアニメ「3D彼女 リアルガール 」第2シーズンが、2019年1月8日より日本テレビほかにて放送される。これに先がけて五十嵐色葉役の芹澤優、筒井光役の上西哲平、伊東悠人役の蒼井翔太、石野ありさ役の津田美波、高梨ミツヤ役の寺島拓篤、綾戸純恵役の上田麗奈による囲み取材が行われた。

4月から6月にかけて第1シーズンが放送された「3D彼女 リアルガール」。関係が落ち着いたように見える色葉と筒井、綾戸に片思いする伊東、親しくなり始めた高梨と石野という6人それぞれが、「抱えている思いを伝えられるのか、幸せをつかめるのか」が第2シーズンの見どころだと芹澤は話す。また自身が演じる色葉については「タイムリミットを実感するような描写やセリフが多くなった」と言い、「色葉が周りの人に対してどう接するか、どんな言葉を残していくかを大切に生きているのを感じて、愛おしくて仕方ありません」と語った。色葉の“タイムリミット”に関しては上田も言及し、「色葉が最初に言った“半年”という謎がなんなのか、私自身もずっと気になっていたので、そこも含めて見届けていただきたいです。私は泣きました、すごく」と意味深なコメントを寄せた。

「3D彼女」第1シーズンでアニメ初主演を果たした上西は、「筒井と一緒に初めて経験することが多かった」と振り返りつつ、「筒井も僕も少し余裕が出たと思うんです。色葉との関係もそうですし、新しいことに直面しても『どうすればいいか』ってことまで考えが及ぶようになった」と筒井と自身の成長を重ねる。蒼井が「上西くんは、アフレコするときにしゃべってる相手をすごく見るようになったよね」と明かすと、上西は照れたように笑いつつ「以前は周りを見る余裕がなかったので……演技って自分だけでやるものじゃないので、周りの方の反応を受けて自分も返していきたいなっていうのが出てきましたね」と自身の変化についても触れた。

第1シーズンでは筒井への恋をきっかけに、色葉や伊東たちとの友人関係が生まれた綾戸。彼女を演じる際に上田は「殻にこもりながらも、心の中に強い感情を秘めた子なので、空気をちょっと変えられるような存在感が出せれば」と思っていたという。また「これまで抑え込んでいた分、第2シーズンでは感情がどーんと出てきます」と今後の展開を匂わせた。「綾戸さんは女度の増し方がすごい!」と津田が言うと、「そうそう!」と一同もうなずく。そんな綾戸に片思い中の伊東について、蒼井は「第1シーズンでは2次元っぽいかわいらしさが魅力だったと思います。元から心の中にまっすぐさはあった子なんですけど、第2シーズンではそれがちょっとずつ表に出てきて、よりカッコいい伊東になるんじゃないかな」と期待を込めて語った。

高梨と石野は、第2シーズンでさらにフォーカスが当たるそう。寺島は「実は優しいところもあったり弱い部分も見えてきたり、表層と深層のギャップが大きくて、そういう読めない部分が高梨の魅力なのかも」と話す。津田が「石野さんは大人っぽくなって、すごく女性らしさが出てきたと思います」と魅力を述べると、蒼井も「第2シーズンでの石野さんは、本当にいい女なんですよ。察することもできて、喝を入れることもできて、元気づけることもできる」と絶賛。また津田は第2シーズンの見どころを、「大きなカテゴリでいったら“恋愛”かなと。『恋をするってどういうことなんだろう?』っていうのがテーマになると思います」と表現した。

「つっつんが初めて3次元の女の子を好きになるという物語なので、“人間らしさ”はすごく大事だと思っていました」と芹澤が言うとおり、今作はファンタジー要素や突飛なキャラクター設定がない、現代日本の高校生をリアルに描いた作品だ。芹澤は「たとえば秋の屋上のシーンなら、肌寒いのかな、落ち葉の匂いがするのかな……とか、その場にいないとわからない感覚をできるだけイメージして演じました」とアフレコでの工夫を明かし、上西も「相手がどの辺にいるのか、どんな表情をしているのか、そういうリアルさは普段よりも意識しましたね」と振り返る。

寺島も「会話にあんまり目的意識がないっていうのが難しかったですね。声の起伏を抑えつつもアニメの鮮やかさに埋もれないように、という独特の制約があって、いわゆる声優らしいお芝居のロジックが封印されてしまう瞬間があったと思います」と苦労に触れる。「やっぱり我々は、『正義のために』とか『愛のために』とか、確固たるものを持っている人を演じることが多いので。高梨はまだ確固たるものを持っていないんですよね」と、普段と異なる役作りの難しさを語った。

蒼井は「僕自身は学校にもあまり行けなかったので、参考にできる青春時代の思い出を持っていなくて。だから『これが青春なのか』っていうのを、この現場でみんなと過ごしながら味わわせてもらいました」と話す。そして「感情の繊細さの面では伊東と色葉は似ているところがあったので、芹澤さんのナチュラルな演技は自分の中にないテクニックだったので、すごく勉強させていただきました」と続けると、芹澤は「いやいや……」と恐縮した様子を見せた。

最後に芹澤は「この6人の青春ストーリーを最後まで見届けてほしいし、アニメ越しにリアルに体験してほしいと思います。精一杯幸せになろうとしているキャラクターたちを応援してください」と呼びかけ、上西は「5年10年経ったあとでも思い出してもらえる、見てもらえる作品にしたいと思って取り組んできました。その頃には僕自身もまた違う僕になっているだろうし、今の僕にしかできない演技でやっていると思うので、皆さんにとってもそういう作品になればうれしいです」とメッセージを送った。

TVアニメ「3D彼女 リアルガール」第2シーズン

2019年1月8日(火)25:59より、日本テレビ「AnichU」枠ほかにて放送予定

スタッフ

原作:那波マオ「3D彼女 リアルガール」(講談社「KCデザート」刊)
監督:直谷たかし
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:栗田聡美
アニメーション制作:フッズエンタテインメント

キャスト

五十嵐色葉:芹澤優
筒井光:上西哲平
伊東悠人:蒼井翔太
石野ありさ:津田美波
高梨ミツヤ:寺島拓篤
綾戸純恵:上田麗奈
えぞみち:神田沙也加

(c)那波マオ/講談社・アニメ「3D彼女 リアルガール」製作委員会

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