イベントには緑谷出久役の
いつか映画化するだろうと思っていたという三宅は、実際に映画を観て「予想を軽く超えてきた」とコメント。「いかがでした?」と観客に尋ねると、会場から大きな拍手が返ってくる。本作の魅力について司会から問われると岡本は「主人公・緑谷出久の姿を見てファンも頑張ろうという気持ちになれる。自分も本誌を読んでいるときそうだった」と話しながらも「爆豪役を演じるにつれて、デクがだんだんムカついてきまして(笑)」と爆豪になりきり回答し、この日登壇していたデクの着ぐるみを怯えさせる。石川は「夢に向かって進んでいく姿が、読んでいて自分も前向きになれる」「人の暗いところにもフォーカスを当てているのが、この作品の魅力」だと的確に語り、三宅から「コメンテーターみたい」と褒められていた。
イベントではキャスト陣が「この夏のヒーロー」を挙げるコーナーも実施。一番手の山下は食い気味に「ハンバーーーグ!」と好きな食べ物を叫び、「ハンバーグに四季なんて関係ない、どの瞬間に食べたって美味い」と魅力をまくし立て、梶から「ハンバーグにこんなに尺とらないで!」と突っ込まれてしまう。佐倉は「人前に出るときに衣装がモチベーションになる」と話し、この日履いてきた靴のヒールの部分が人の手の形しており、作中に出てくる敵キャラクター・死柄木弔を彷彿とさせるデザインであることを明かす。「この靴のおかげもあって、すごくモチベーションが上がった、この夏私にとってのヒーローはデザイナーさん」と笑顔を見せた。
梶はアニメを制作するボンズの名前を出し、「アニメーターさんたち、ありがとうございます」と制作陣を褒め称え、そのお手本のようなコメントにキャストから「さすが梶さん」といじられる場面も。高校野球が好きだという志田は「明日から始まる甲子園をこの夏のヒーローに……」と予定を発表。生瀬は「大谷翔平くんですね」とワールドプレミア後に試合も観戦した大谷を話題にし、「大谷くんになりたいですね、これから頑張って牛乳たくさん飲んで」とまさかの目標を話し、笑いを誘った。
また本作にゴジラをモチーフにしたヒーロー・ゴジロが登場していることから、ゴジラの着ぐるみが登場。その手には堀越からのサプライズの手紙が握られており、監督とキャスト陣に向け、山下によって読み上げられる。手紙にはまず「何かと叫ぶこの作品で声優の皆さまの喉にダメージが蓄積されてないか心配しております」とキャストへの気遣いが綴られる。そして生瀬へはドラマ「トリック」で生瀬が演じた矢部謙三が好きだったことを告白し、「デヴィットの声を演じて下さると伺った際は驚きと高揚で胸が踊りました」と、志田へは「借りぐらしのアリエッティ」を大好きな作品として挙げ、「メリッサがここまで素敵なキャラクターになったのも志田さんのお声と演技のおかげです」と賛辞が寄せられた。
さらに志田、生瀬には、堀越によってふたりのイラストが描かれたサプライズの色紙も用意された。客席からも大きな歓声が上がる中、生瀬は「とってもうれしいです。誰にもあげないですよ!」と独特の表現で喜びを表し、キャストから総突っ込みを受ける。イベントの最後には山下から「もう観た方もぜひ何回も観ていただいて、この夏は『僕のヒーローアカデミア』一色にしていただきたいなと思います」とメッセージが贈られ、「僕のヒーローアカデミア」のイベントではおなじみとなった、キャストと観客による「さらに向こうへ」「Plus Ultra(プルス・ウルトラ)!」のコールアンドレスポンスで幕を閉じた。
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matsui ryosuke | 松井 諒祐 @MatsuiRyosuke
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