「幽☆遊☆白書」上映会で佐々木望が「今の流れを作ったのは皆さん」と感謝

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冨樫義博原作によるアニメ「幽☆遊☆白書」の劇場版「幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆」の上映イベントが、7月29日に東京・丸の内ピカデリー1にて開催された。

左から緒方恵美、千葉繁、佐々木望、檜山修之。

左から緒方恵美、千葉繁、佐々木望、檜山修之。

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「幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆」の場面カット。

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アニメ「幽☆遊☆白書」初の長編ムービーとして1994年に公開された同映画。上映後には浦飯幽助役の佐々木望、桑原和真役の千葉繁、蔵馬役の緒方恵美、飛影役の檜山修之が登壇してのトークショーも行われた。トークショーでは檜山がMCを務めており、千葉からは「飛影がMCとしてゲストの名前を呼ぶのって、なんだか気色悪いよね(笑)」との声が飛ぶ。これに対し檜山は、「飛影のキャラクター性を維持しつつMCはできません!」と宣言した。

イベントの様子。

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本映画が24年前の作品であることについて、佐々木は「『炎の絆』がと言うよりは一連の『幽☆遊☆白書』を収録していた時代から改めてそんなに時が経ったのかと思いました」としみじみとした表情を浮かべる。緒方は劇中で傷ついた蔵馬がさらしを外していくシーンがあることに触れ、「サービスシーンがあって驚きましたね(笑)。意外と胸板が厚くて、最近流行りの細マッチョ風の体型をしているんだなと改めて気づきました」とコメント。檜山は邪眼が体中に出現すると全身が緑色になるという飛影の設定に触れ、「テレビシリーズではちょっと忘れかけていた設定だったので、それが劇場版で出てきたのは面白かったですね」と懐かしんだ。

イベントの様子。

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またこの日のイベントには劇場版の主題歌である「sayonaraは言わない」を歌ったPERSONZのJILLと渡邉貢も、トークショーの中盤で登壇し挨拶。JILLと渡邉の降壇後は、キャスト4人に事前に実施したアンケートを元にトークを展開。「『炎の絆』は24年ぶりの上映になるが、日常で24年の年月を感じる瞬間は」という質問では、登壇者が「若手の声優から『幽☆遊☆白書』のファンだったと言われた瞬間」「いろいろな作品で20周年、25周年記念といった企画に呼ばれるとき」と答える中、千葉は「鏡で自分の顔を見たとき」と回答する。会場から笑いが起こる中、千葉は「肉体は墓場のほうに向かっていっているんだけど、精神的な部分っていうのはほとんど変わっていないんですよ。24年前に作られた作品とは言っても、僕らにとっては『先週だったよね』くらいの感じで、巨大な時の壁とか溝があるっていう感覚はほぼない」と語る。さらに「今後『幽☆遊☆白書』関連で実現できたらうれしいことは?」という問いに対しては、4人ともに「アニメ化されていない原作エピソードのアニメ化」や「幽助達のその後をアニメ化したい」と同様の回答をした。

イベントの様子。

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その後会場では10月26日発売の「幽☆遊☆白書Blu-ray BOX 魔界編」に収録される新作エピソード「TWO SHOTS」「のるか そるか」の先行カットを見ながらトークを展開。蔵馬と飛影の出会いを描いた「TWO SHOTS」について緒方は、「『TWO SHOTS』は10年くらい前にドラマCDになっていて、そのときも感慨深くはあったのですが、アニメになって動きが付くとすごかったです」と素直な感想を吐露するとともに、「本編で久しぶりに飛影と戦ったりしたんですが、アフレコの際に戦うときの呼吸の合わせ方とかが『ここで檜山が来るな』っていうのがわかる感じがして。久々に一緒にやっても息が合うというのは、この時代を一緒に戦った戦友だなと思いました」とアフレコについて振り返る。

「のるか そるか」先行場面カット

「のるか そるか」先行場面カット[拡大]

一方「のるか そるか」のアフレコについて佐々木は「久しぶりにアニメを録りましたっていう感覚ではなく、テレビアニメのレギュラーのような感じでした。新たなアニメであることは確かなので、今までやっていないセリフを言っているのはうれしいことですが、全然違和感がなく。和気あいあいとしながらもいつものように緊張感を持ちながらやっていました」と説明する。そして最後に佐々木は「今回の新作にしても、スマートフォン用のゲームにしても、自動的に作られるわけではなく、世の中に『幽☆遊☆白書』をずっと好きで応援してくださる方がいるからこうして形になっているのだと思います。今の『幽☆遊☆白書』(の動き)は皆さんが作ってくれたからこそのものです。まだまだ『幽☆遊☆白書』は今後期待してもらえる展開があると思います! 楽しみにしていてください!」と感謝の気持ちを述べた。

「幽☆遊☆白書」の「25th Anniversary Blu-ray BOX」は、全4巻構成で7月より毎月1巻ずつリリース。10月6日には新作アニメーションの最速上映会が、「アニメフィルムフェスティバル東京2018」の一環として、10月6日にTOHOシネマズ新宿で開催されることも決定した。

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25th Blu-ray BOX発売記念!「幽☆遊☆白書」新作アニメーション最速上映会

日程:2018年10月6日(土)
会場:TOHOシネマズ新宿
登壇者:未定
料金:全席指定3000円

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原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊) (c)Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 (c)ぴえろ/集英社 (c)1994「幽遊白書 冥界死闘篇 炎の絆」製作委員会

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ジェラード@1日1ツイートもできない @gerrard_z

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