宮野は通行人に「宮野真守です! 名前だけでも覚えて帰ってくださーい!」と呼びかけながら、和気あいあいとトークは進行。flumpoolによる主題歌「夜は眠れるかい?」にかけて「(公開前日となる)昨日の夜は眠れましたか?」と問われると「もうぐっすり眠れましたね!(笑)」と笑顔で返答しつつも、「うれしくてうれしくて。早くみなさんに見てもらって感想を知りたいという気持ちでいっぱいです」と語る。またプレスコで制作された本作、キャスト陣はすべて録り終わっていることを明かし、今週行われたという打ち上げについても言及。「みんなで今回の完成を喜びました。制作チームはまだ作業がありますが、僕らのお芝居をねぎらってくれて、とてもいい関係性でお仕事することができました」と振り返った。
イベント終了後は、TOHOシネマズ新宿にて初日舞台挨拶も実施。こちらには宮野のほか、
戸崎の秘書兼ボディーガードであり、自身もまた亜人である下村泉を演じた小松は、役柄について「一見クールビューティーに見えて、実は愛らしいところがあるキャラクター」と語る。その理由を「『口がスベった』って言うセリフがあるんですけど、原作では口をすべらせちゃって顔を赤らめて、という1コマで終わるんですが、劇場版では(感情を込めながら)『口が……スベった……』って感じで、シリアスなシーンがシュールになっちゃって(笑)。そういう愛らしいところがあるんです」とセリフを交えながら説明。すかさず宮野が「それはあなたがそう演じたから、監督がそういう絵をつけてくれたんでしょ!(笑)」とツッコむ。これを受け安藤監督は「役どころを理解してというよりも、一緒にキャラクターを作ってくれた」とキャストへの感謝を述べた。
「シドニアの騎士」でもタッグを組んでいた瀬下総監督と安藤監督。瀬下総監督は「SFってもちろん難しい面もあるんですけど、箱庭的世界なので意外と自由に作れる」と「シドニア」を例に挙げて説明。一方で「『亜人』はごく普通の日常を描かないと、その中で描かれる非日常の説得力がなくなるので、大変でしたね」と安藤監督に同意を求める。例えば永井の家の坪数や、駅から何分の場所にあるか、部屋の間取りなど、すべての設定が作りこまれており、「ストーリーでは言わないけど、僕らの頭の中には間取りが全部ある」と明かすと、宮野と小松は感心しきり。また「あのコンビニは通学路にあるんですけど、どっちが駅方向でどっちが病院方向かも決まっている。意外と気付かれないんですけど、圭くんを下校途中に轢くトラックは、朝の配送であのコンビニに立ち寄ってるんです」と裏設定を明らかにすると、宮野は驚きながらも「そこまで緻密に計算されているからこそ、僕らが観たときにリアルを感じながら自然に見えるんでしょうね」と賞賛していた。
good!アフタヌーン(講談社)にて連載中の「亜人」は、決して死なない新人類・亜人と、それを追う国家権力との攻防を描いたバトルサスペンス。劇場アニメは3部作を予定しており、第1部「衝動」は本日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国30館にて、2週間限定でロードショー。また1月15日よりMBS・TBS・CBCほかにてTVシリーズが順次放送開始となる。
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