セラミュー、外部戦士も迎え本日開幕！5戦士卒業には「まだ実感ない」

武内直子原作による「ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』-Un Nouveau Voyage-」が、本日9月18日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕した。

「-Un Nouveau Voyage-」では、原作第3期にあたるデス・バスターズ編のストーリーを展開。2013年から始まった“新生セラミュー”史上ではセーラープルート以外の外部太陽系戦士が初登場し、セーラーウラヌス/天王はるか役を汐月しゅう、セーラーネプチューン/海王みちる役を藤岡沙也香（旧芸名・月野姫花）、セーラーサターン/土萠ほたる役を高橋果鈴が演じている。うさぎたちが無限学園の体験入学に訪れるところから物語が動きだし、デス・バスターズとの激しい戦い、ちびうさとほたるの友情、戦士たちの絆が描かれる。汐月、藤岡も含め計5名の元宝塚キャストが出演しており、伸びやかな歌声でステージを彩る。

本日はゲネプロ後に囲み取材も行われ、セーラームーン／月野うさぎ役の大久保聡美、セーラーマーキュリー／水野亜美役の小山百代、セーラーマーズ／火野レイ役の七木奏音、セーラージュピター／木野まこと役の高橋ユウ、セーラーヴィーナス／愛野美奈子役の坂田しおり、タキシード仮面／地場衛役の大和悠河が出席。大久保はまず「去年も一昨年より少し成長した姿をお見せできたかなと思うので、今回3年目ということで、それをさらに超えたものをお届けしたい」と意気込み、見どころを問われると「これなんですよ！」とスーパーセーラームーンの衣装を指差す。今回のうさぎは「本当に強い」と言い、その理由を「これまでみんなに支えられて成長してきたうさぎちゃんが、みんなを支える立場になって物語を作っていくんです」と明かした。またはるか、衛とそれぞれ至近距離で絡むことについては、「イチャイチャシーン、心底うれしいんですよ。夢が叶って！」と頬を赤らめていた。

また新キャストについて、高橋は「10戦士揃ったところは鳥肌もの。内に秘めた思いとか、乙女の心がキラキラして、歌とかダンスに影響しているなって感じる」と目を輝かせる。サターン役の高橋果鈴について小山は「彼女はこれが初舞台。一番年下で、初めて会ったときはすごい恐縮してたんですけど、でもいっつも笑顔で。ひまわりのような、太陽のような女の子です！」と紹介。ネプチューン役の藤岡について坂田は「あんなにネプチューンに似合う方っているんだ！ってくらい美しいけど、すごく男前。普段からウラネプでご飯行ったり一緒に帰ったり。ずっとイチャイチャしてるんですよ（笑）」と語り、役のままであるかのような舞台裏を垣間見せる。

10月4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される大千秋楽公演では、大久保、小山、七木、高橋、坂田がセラミューを卒業。卒業を迎える心境を尋ねると、5人は口々にまだ実感がないと語り、大久保は今の気持ちを「ふわふわしているというか、いつもと違っていて、夢の中にいる感覚。回を踏んでいくごとに（卒業を）実感するのかな」と表現。七木は「本編最後の曲は、稽古中みんなで泣いちゃって歌えなくなっちゃったんですけど、前向きに舞台に立ちたいです」と力強く語った。そして高橋は「卒業っていうよりかは、強くなるぞ！って気持ちでいっぱいです。毎日が新鮮で大切で。千秋楽までこの気持ちが続けば、泣かずに歌えるかな」とコメント。

そんな5人に大和は「私も宝塚で卒業を経験したんですけど、卒業公演というものは今までにない自分の力が発揮できる公演なので、きっとみんなそれぞれの力を発揮してくれると思う。それをしっかりまもちゃんらしく支えたいです」「卒業っていうのは意識しちゃうと思うけど、いろんな思いを体に入れて、楽しみながらやってもらえば、卒業した後もいい糧になると思う。一緒にやりきりましょう！」とエール。頼もしい先輩の言葉に、5人は「着いていきます！」と口を揃えていた。

千秋楽公演は全国映画館でのライブビューイングも行われる。なお「-Un Nouveau Voyage-」はDVD化も決定し、2016年2月24日にリリース予定。会場にて予約すると、武内直子の原画イラストをあしらったチケットホルダーがプレゼントされる。また前作、前々作のDVDを購入した人には、原画イラストのアナザージャケットをプレゼント。

公演期間中、AiiA 2.5 Theater Tokyoに併設する「the terrace cafe」ではコラボメニューを販売する。「聡美ムーンドリンク」といったドリンクや、「悠河に参上！まもちゃん特製ロールケーキ」などデザートメニューが提供される。