「ReLIFE」中村優一、自身の制服姿にはにかみ「全力で“リライフ”したい」

舞台「ReLIFE」が本日9月8日に東京・サンシャイン劇場にて開幕。公演に先がけ、初日挨拶とゲネプロが行われた。

マンガ・小説配信サービス「comico」にて連載されている学園マンガ「ReLIFE」を原作とした本作では、社会で挫折を味わった27歳の男性・海崎新太が、とある研究の被験者になって高校生活をやり直すさまが描かれる。舞台版の演出は岡村俊一が担当。

初日挨拶には海崎新太役の小野賢章、日代千鶴役の荒井萌、大神和臣役の杉江大志、犬飼暁役の小西成弥、朝地信長役の瑛、狩生玲奈役の高柳明音（SKE48）、玉来ほのか役の渡邉幸愛（SUPER☆GiRLS）、小野屋杏役の柴小聖、立石部長役の黒川恭佑、佐伯みちる役の伊藤ゆみ、夜明了役の中村優一が登壇した。

現在放映中のアニメ版でも主演を務める小野は、「舞台版でも海崎新太役を演じられるということで、大変光栄に思っています」と恐縮した様子を見せ、作品については「誰もが抱えている後悔やコンプレックスに立ち向かっていく姿を描いておりまして、観ていただいた方には、何か踏み出す力をもらっていただけたらなと思います」とコメント。「公演期間はちょっと長めで大変ですけれども、岡村（俊一）さんはじめ一同がんばっていきますので、みなさんどうぞよろしくお願いします！」と観客にメッセージを送った。

リライフ研究所のサポート諜報員・夜明了役の中村は、「性別、年齢問わず、誰もが楽しめて、最後はキュンとする内容になっています」と自信を見せつつ、来月29歳の誕生日を迎えることについても言及。「こうやって学園もので制服を着る、というのはなかなかなくなってくると思うので（笑）、1回1回の公演を青春して、全力で“リライフ”したいです」とはにかんだ。

チャラいイメージだが、成績優秀で恋愛には疎い大神和臣役を演じる杉江は、「大神和臣やけっ……！」と噛んでしまうも、「わざとです！ なんかみんな暗いなーと思って！」と持ち前の明るさで場を和ませ、「観に来てくださるお客さまに、『ReLIFE』が伝えたい言葉を、しっかり伝えられたらいいなと思っております」と真摯に回答。また学年1位の秀才女子・日代千鶴役を演じる荒井は、原作やアニメでは描かれていない卒業編までを描く舞台版について「新しい『ReLIFE』が完成したと思います」と胸を張った。

文武両道ながら恋に奥手な女子高校生・狩生玲奈役の高柳は、「原作のあのセリフを生で、しかもあのアニメの声で、賢章さんの声で聴けるっていう！ これは舞台ならでは」と歓喜。続けて「高校時代は女子だけのクラスだったので、高校生らしい青春がなかったんですね。なので、男子と呼べる方々と高校生活を一緒に過ごせるというのがすごくうれしくて。私自身も“リライフ”するような気持ちで楽しんでいけたらいいなと思います！」と意気込んだ。

公演は本日9月8日から19日まで東京・サンシャイン劇場、9月24日・25日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われる。