神奈川・KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督就任1作目として白井が選んだ「夢の劇 -ドリーム・プレイ-」は、日本では「令嬢ジュリー」「父」などで知られるヨハン・アウグスト・ストリンドベリ原作の舞台。1901年に書かれた本作は、もともと上演を目的として書かれた戯曲ではなく、世界でも上演機会は多くない。台本を担当するのは、2009年のコクーン歌舞伎「桜姫」、2013年の「マクベス」などで白井と信頼関係を築いてきた
物語は神インドラの娘・アグネスが、父から「地上へ降りて人々の不満や嘆きを見聞きしてこい」と送り出されるところから始まる。本日の稽古では、アグネスが地上に降り立ち、憧れの場所に連れて行ってもらえるはずが、異なる場所に着いてしまい、そこでの惨状を目にするシーンが公開された。アグネスを演じるのは、NHK連続テレビ小説「マッサン」での活躍も記憶に新しい
振付も務めている
そしてコントラバス、ピアノ、グロッケンなどが紡ぎ出す幻想的な音楽や、迫力あるポールダンスなど、短いシーンにも見どころが多く詰め込まれている。
「夢の劇 -ドリーム・プレイ-」は4月12日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて開幕。その後長野、兵庫を巡演する。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「夢の劇 -ドリーム・プレイ-」
2016年4月12日(火)~30日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール内特設ステージ
2016年5月4日(水・祝)・5日(木・祝)
長野県 まつもと市民芸術館 実験劇場
2016年5月14日(土)・15日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
原作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ
構成・演出:
台本:
振付:
作曲・編曲・演奏:阿部海太郎、
出演:
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- 夢の劇-ドリーム・プレイ-公式 | KAAT神奈川芸術劇場
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白井晃演出の「夢の劇」稽古場公開、早見あかり演じる神の娘が「人生は残酷」 https://t.co/gHMgVGQM2L