坂本龍一格闘技セッションほか隠れたインスト名盤5枚復刻

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1978年から1983年にかけて、当時最先端のサウンドクリエイターたちが集結して制作したインスト企画アルバムの隠れた名盤5タイトルがリマスタリングされ、高品質なBlu-spec CD2で本日7月24日に復刻された。

上段左から「PACIFIC」「サマー・ナーブス」、下段左から「NEW YORK」「エーゲ海」「SEASIDE LOVERS」のジャケット。

上段左から「PACIFIC」「サマー・ナーブス」、下段左から「NEW YORK」「エーゲ海」「SEASIDE LOVERS」のジャケット。

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今回復刻されたのは「CBS/SONY SOUND SERIES」としてリリースされた「PACIFIC」「NEW YORK」「エーゲ海」「SEASIDE LOVERS」の4タイトルと、同時期に制作された「坂本龍一&カクトウギセッション」の唯一のスタジオアルバム「サマー・ナーブス」。「CBS/SONY SOUND SERIES」の4タイトルは現在大御所となったプロデューサーやアーティストが20代後半から30代の頃に残した音源として、知る人ぞ知る隠れた名盤だ。

1978年発売の「PACIFIC」はYMOとしてデビューする直前の細野晴臣が、高橋ユキヒロ(高橋幸宏)、坂本龍一とともにプレYMOとも言える音源を提供したもの。後にYMOのデビューアルバムに収録される「コズミック・サーフィン」のプロトタイプも収められ、また山下達郎の書き下ろしによるインスト作品も収録されている。

同年発売の「NEW YORK」は大村憲司、松原正樹、鈴木茂など、当時からスタジオで活躍していた8人のトップギタリストが作品を提供。ジャパニーズフュージョン創世期を記録した貴重なアイテムとなっている。

翌1979年発売の「エーゲ海」は「PACIFIC」に近いリゾートをイメージした世界観の作品で、細野晴臣やアコースティックギターの石川鷹彦、松任谷正隆が参加。1983年発売の「SEASIDE LOVERS」は松任谷正隆に加え、当時大ヒットした寺尾聰の「REFLECTIONS」でアレンジャーとして脚光を浴びた井上鑑、さらに昨年10月に急逝した佐藤博が参加しており、シリーズ初の全員キーボーディストによるアルバムとなっている。

「サマー・ナーブス」を制作した「坂本龍一&カクトウギセッション」は、東京・六本木PIT INNでのライブ用に坂本龍一が組んだ「格闘技セッション」が母体。高橋ユキヒロ、小原礼、鈴木茂、大村憲司、松原正樹、山下達郎、矢野顕子、吉田美奈子など、豪華な顔合わせによるセッションが収められている。

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