ご本人登場に武道館興奮!恒例JACK IN THE BOX大盛況

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12月27日に東京・日本武道館にて、音楽事務所MAVERICK DC GROUPによる年末恒例の忘年会イベント「JACK IN THE BOX 2011」が開催された。

MAVERICK DC SUPER ALL STARSとして「READY STEADY GO」を熱演する出演者たち。

MAVERICK DC SUPER ALL STARSとして「READY STEADY GO」を熱演する出演者たち。

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左迅(ギルガメッシュ)、弐(ギルガメッシュ)、TAKASHI(BUG)、Яyo(ギルガメッシュ)によるSESSION A。

左迅(ギルガメッシュ)、弐(ギルガメッシュ)、TAKASHI(BUG)、Яyo(ギルガメッシュ)によるSESSION A。

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kyo(BUG)、弐(ギルガメッシュ)、YUKI(REACTION)、Яyo(ギルガメッシュ)によるSESSION B。

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逹瑯(ムック)、ミヤ(ムック)、TAKASHI(BUG)、yukihiro(L'Arc-en-Ciel)によるSESSION C。

逹瑯(ムック)、ミヤ(ムック)、TAKASHI(BUG)、yukihiro(L'Arc-en-Ciel)によるSESSION C。

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逹瑯(ムック)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、明希(シド)、コータ(BeepSpree)、SATOち(ムック)、ゆうや(シド)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION D。

逹瑯(ムック)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、明希(シド)、コータ(BeepSpree)、SATOち(ムック)、ゆうや(シド)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION D。

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マオ(シド)、ken(L'Arc-en-Ciel)、ミヤ(ムック)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、コータ(BeepSpree)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION E。

マオ(シド)、ken(L'Arc-en-Ciel)、ミヤ(ムック)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、コータ(BeepSpree)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION E。

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hyde(L'Arc-en-Ciel)、Shinji(シド)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、YUKKE(ムック)、コータ(BeepSpree)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION F。

hyde(L'Arc-en-Ciel)、Shinji(シド)、シュンジ(BeepSpree)、テルヤ(BeepSpree)、YUKKE(ムック)、コータ(BeepSpree)、ユウキ(BeepSpree)によるSESSION F。

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ムック

ムック

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シド

シド

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TETSUYA

TETSUYA

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2002年の初開催から10回目を迎える今回は、MAVERICK DC GROUPの歴史を彩った名曲の数々を、出演アーティストたちがバンドの枠を超えてセッションするMDC History Sessionが展開され、所属アーティスト7組とセッションバンド7組を含め計14組が、約7時間にわたり競演した。

トップバッターの大役を務めたのはムック。定刻と同時に暗転すると、ミヤ(G)の哀切たっぷりのギターが響きわたる。そして火炎が飛び交う中で始まったのは「路地裏 僕と君へ」だ。さらに「蘭鋳」「アゲハ」と攻撃的なナンバーが畳み掛けるように演奏され武道館はあっという間にムックの世界に染め上げられる。さらに「踊れるか?」という逹瑯(Vo)の煽りから、ライブはダンスモードにスイッチ。レーザーが飛び交いきらびやかな空気が漂う「フォーリングダウン」、メンバーの躍動的な動きにあわせて観客がジャンプした「ファズ」と場内の熱気は上昇し続けた。この日は持ち時間が60分あったことから、歌心を感じさせる「最終列車」や「ホリゾント」など「JACK IN THE BOX」ならではの名曲群がオーディエンスを酔わせていく。濃密なステージの最後を飾ったのは、初披露となる新曲「ニルヴァーナ」。4人は生音とデジタルが融合した高揚感あふれるサウンドで会場を満たし、トップバッターにふさわしい圧巻のパフォーマンスで「JACK IN THE BOX 2011」の幕開けを飾った。

2番手のギルガメッシュは、左迅(Vo)が「今日はサディスティックロックバンドということで、攻めて攻めて攻めていきたいと思います」と宣言したとおり、演奏前にスクリーンで全曲新曲で構成されたセットリストを公開するという挑戦的な試みを実施。ストライプのジャケットをまといステージに現れた4人は、アッパーかつキャッチーなナンバーを投下し、オーディエンスの心をたちまちつかんでいく。終盤では夏に開催された「JACK IN THE BOX 2011 SUMMER @ nicofarre」で、観客とともに生レコーディングを行った新曲をプレイ。「た、た、た、たつろー」と逹瑯の名前を繰り返すフレーズを、観客が合唱するというユニークな光景が繰り広げられた。

3番手として登場したBUGのパフォーマンスは「NEW WORLD」から始まった。激しく重いサウンドと浮遊感あるメロディが交錯し、kyo(Vo)が歌い上げる妖艶な歌声と力強いシャウトが独特の世界を作り上げる。続く「Gothic Romance」ではTakeshi(Dr)の叩く乾いたドラムに乗せ、kyoが切ない歌声を響かせた。ここでkyoは「どうもBUGです! 一緒に騒ごうか!」と観客に挨拶。その後はデジタルサウンドを前面に押し出した「bugnoid」、ストレートなロックチューン「PROMISE」を披露し、オーディエンスを熱狂させた。

続いてはMARVERICK DC GROUP主催のオーディションを通じて結成された5人組新人バンド、BeepSpreeが登場。彼らのステージはユウキ(Dr)のソロからスタートし、続いてテルヤ(G)、コータ(B)の躍動感あふれるソロプレイからシュンジ(G)も加わったセッションプレイに展開。そのあともヒロ(Vo)が繊細さと力強さをあわせ持つ歌声で観客の視線を釘付けに。最後は12月7日にリリースされたばかりの1stアルバム「STAY FOOLISH!!!」から3曲を立て続けに演奏し、大きな拍手を浴びていた。

BeepSpreeのフレッシュなステージから一転して、「JACK IN THE BOX」の目玉となるセッション第1弾がスタートする。まずは、ギルガメッシュのメンバーとTAKASHI(B / BUG)によるDIE IN CRIES「WEEPING SONG」のコラボレーションが実現。大先輩へのリスペクトを込めた左迅の力強い歌声と、TAKASHIの安定感のあるベースが絡みあい、オーディエンスを熱狂へと導いていく。2曲目は80年代に活躍したREACTIONの名曲「JOY RIDE」のセッションに。ここではREACTIONのベーシストYUKIが貫禄たっぷりのプレイを披露し、それに応えるようにkyoはシャウト混じりの熱い歌声を、Яyo(Dr)と弐(G)は激しくスピーディなアンサンブルを響かせた。続いてのセッションはメンバーの事前アナウンスがないまま、暗闇の中で突然スタート。ステージが徐々に明るくなり、逹瑯、ミヤ、TAKASHI、yukihiro(Dr / L'Arc-en-Ciel)の姿がスクリーンに映し出されると、大きな歓声が沸き起こった。4人がオーディエンスに届けたのは、D'ERLANGERの「LA VIE EN ROSE」と「LULLABY」の2曲。yukihiroの硬質なドラミングが屋台骨を支える中、逹瑯は艶めかしい声を聴かせ、ミヤとTAKASHIは会場を見渡しつつ丁寧に楽器を奏でる。各々の卓越した演奏力を堪能できるブロックとなった。

大御所たちの名曲セッションのあとは、MAVERICK DC GROUPの重鎮44MAGNUMの出番だ。「SOULS」「I JUST CAN'T TAKE ANYMORE」を皮切りに、PAUL(Vo)とSTIVIE(Vo)の歌声が映えるハードロックチューンが連発されていく。MCでPAULは持病である若年性パーキンソン病の治療に専念するため、この「JACK IN THE BOX 2011」のステージが最後の大舞台になることを告白。「でも小さいハコでは歌う予定です。歌バカだから」「44MAGNUMはSTIVIEに任せます。でもときどき混ぜてね」とファンを安心させるように穏やかに語った。そしてキラーチューン「STREET ROCK'N ROLLER」「SATISFACTION」でオーディエンスをノックアウトすると、PAULは「愛してるよ武道館! そしてJACKありがとう!」とオーディエンスと自分たちを支え続けている事務所の代表に感謝を告げてステージを去った。

次のTETSUYAは2011年2月のソロツアーファイナル公演以来、約10カ月ぶりとなるステージ。1曲目「EDEN」はドラムとベースがより強調されたアレンジで、その音に乗せてTETSUYAも迫力ある歌声を響かせる。「TIGHTROPE」で神秘的なムードを演出した後、TETSUYAは「こんばんは、少女時代です!(笑)違うか(笑)」と挨拶し、観客を笑わせた。中盤では「魔法の言葉」「lonely girl」と、チャーミングなポップチューンを連発。TETSUYAは花道に飛び出し、客席とのコミュニケーションを楽しみながら歌い続ける。「Roulette」ではTETSUYAの煽りに応えてファンが一斉にタオルを回し、手拍子で軽やかなリズムを刻んだ。ラストは「Are you ready to ride?」で、大盛り上がりのうちに終了した。

出演バンドのトリとなるシドは、大歓声に迎えられて登場。1曲目「証言」のイントロでは驚きの声が上がり、メンバー4人は炎がゆらめくステージに重厚なサウンドを響かせる。オーディエンスの心をしっかり惹きつけたあとは疾走感あふれるナンバー「Dear Tokyo」を奏で、会場の空気を一変させた。マオ(Vo)はMCで「久しぶりの『JACK IN THE BOX』なので緊張しています(笑)。今日はトリを務めさせていただいて、ちょっと時間を多くいただいてるし、わりとマニアックだと思います」と話し、ファンを喜ばせた。その後は「ワイフ」「いつか」といった最近の楽曲から「日傘」「歌姫」など往年の名曲まで、幅広いセットリストを展開する。さらに12月28日リリースのニューシングル「冬のベンチ」も披露した。「眩暈」では曲中に花火が打ち上がり、演出を知らされていなかったメンバーが本気で驚く一幕も。ラストは冬にぴったりのバラード「2月」で、しっとりと締めくくられた。

シドのあとに行われたセッションコーナー後半戦では、結成20周年を迎えたL'Arc-en-Cielの楽曲をさまざまな組み合わせで演奏していく。最初の「REVELATION」は、SATOち(Dr / ムック)、ゆうや(Dr / シド)、ユウキ(Dr / BeepSpree)のトリプルドラムに合わせて、明希(B / シド)がベースを弾き、逹瑯が歌うというスタイルでド迫力のパフォーマンスを展開した。続いての「flower」ではken(G / L'Arc-en-Ciel)の名前がアナウンスされ、場内は大熱狂。しかしkenはイントロや間奏のブルースハープをマオのマイクに向けて吹くのみ。あとは花道でスモークを発射するなどのやりたい放題っぷりを発揮し、観客を笑わせた。最後のセッションバンドではついにhyde(Vo / L'Arc-en-Ciel)が登場し、会場からは悲鳴に近い歓声が沸き起こる。そんなhydeは「すいません、リハ行けなくて」と、Shinji(G / シド)、YUKKE(B / ムック)、シュンジ(G / BeepSpree)、テルヤ(G / BeepSpree)、コータ(B / BeepSpree)、ユウキ(Dr / BeepSpree)らのバンドメンバーと一緒に歌うのがこのステージが初めてであったことを明かし、「古い曲を歌いたくなって」という自身のリクエストによる初期のナンバー「The Rain Leaves a Scar」「Inner Core」を熱唱。オーディエンスを圧倒した。

「JACK IN THE BOX 2011」を締めくくるのは、出演者たちが一堂に会するMAVERICK DC SUPER ALL STARSの大セッション。まずはスクリーンに過去の「JACK IN THE BOX」の名場面が「永遠の街-THE "NOISE" CITY-」にあわせて映し出され期待感を高めていく。そしてムック、シド、ギルガメッシュ、BeepSpreeら若手たちが順番にステージに姿を見せ、マオの「先輩呼んじゃおうかな?」という期待を込めた言葉でhydeを呼び込む。彼の「Are you ready?」という叫びを口火に、L'Arc-en-Ciel「READY STEADY GO」の前のめりなイントロからセッションへとなだれ込んだ。

熱い歌声によるマイクリレーがファンの視線を集める横で、出演者たちはサインボールを客席に投げ込んだり、スモークを噴射したりとファンサービスに興じ、お祭り騒ぎに拍車をかける。そして紙吹雪を浴びながらhydeが「よいお年を!」と挨拶し、PAULが「See you!」とオーディエンスとの再会を約束。出演者たちが去ったあとも、場内には忘年会イベントにふさわしいにぎやかな空気が漂い続けていた。

「JACK IN THE BOX 2011」セットリスト

ムック

01. 路地裏 僕と君へ
02. 蘭鋳
03. アゲハ
04. フォーリングダウン
05. ファズ
06. 最終列車
07. ホリゾント
08. アルカディア
09. 名も無き夢
10. ニルヴァーナ

ギルガメッシュ

01. 新曲
02. 新曲
03. 新曲
04. 新曲

BUG

01. NEW WORLD
02. Gothic Romance
03. bugnoid
04. PROMISE

BeepSpree

01. Placebo
02. 希-nozomi-
03. farewell

MDC History Session #1

MDC HISTORY SESSION A "DIE IN CRIES 1991-1995"
01. WEEPING SONG

MDC HISTORY SESSION B "REACTION 1983-1989"
01. JOY RIDE

MDC HISTORY SESSION C "D'ERLANGER 1983-1990 2007-"
01. LA VIE EN ROSE
02. LULLABY

44MAGNUM

01. SOULS
02. I JUST CAN'T TAKE ANYMORE
03. STREET ROCK'N ROLLER
04. IN THE END
05. SATISFACTION

TETSUYA

01. EDEN
02. TIGHTROPE
03. 魔法の言葉
04. lonely girl
05. Roulette
06. Are you ready to ride?

シド

01. 証言
02. Dear Tokyo
03. ワイフ
04. 日傘
05. いつか
06. 冬のベンチ
07. 歌姫
08. one way
09. Sympathy
10. 眩暈
11. 2月

MDC History Session #2

MDC HISTORY SESSION D "L'Arc-en-Ciel 20th Anniversary Session #1"
01. REVELATION

MDC HISTORY SESSION E "L'Arc-en-Ciel 20th Anniversary Session #2"
01. flower

MDC HISTORY SESSION F "L'Arc-en-Ciel 20th Anniversary Session #3"
01. The Rain Leaves a Scar
02. Inner Core

MAVERICK DC SUPER ALL STARS

01. READY STEADY GO

MAVERICK DC HISTORYセッションメンバー

MAVERICK DC HISTORY SESSION Aメンバー

Vocal:左迅(ギルガメッシュ)/ Guitar:弐(ギルガメッシュ)/ Bass:TAKASHI (BUG)/ Drum:Яyo(ギルガメッシュ)

MAVERICK DC HISTORY SESSION Bメンバー

Vocal:kyo(BUG)/ Guitar:弐(ギルガメッシュ)/ Bass:YUKI(REACTION)/ Drum:Яyo(ギルガメッシュ)

MAVERICK DC HISTORY SESSION Cメンバー

Vocal:逹瑯(ムック)/ Guitar:ミヤ(ムック)/ Bass:TAKASHI(BUG)/ Drum:yukihiro(L'Arc-en-Ciel)

MAVERICK DC HISTORY SESSION Dメンバー

Vocal:逹瑯(ムック)/ Guitar:シュンジ(BeepSpree)/ Guitar:テルヤ(BeepSpree)/ Bass:明希(シド)/ Bass:コータ(BeepSpree)/ Drum:SATOち(ムック)/ Drum:ゆうや(シド)/ Drum:ユウキ(BeepSpree)

MAVERICK DC HISTORY SESSION Eメンバー

Vocal:マオ(シド)/ Harp:ken(L'Arc-en-Ciel)/ Guitar:ミヤ(ムック)/ Guitar:シュンジ(BeepSpree)/ Guitar:テルヤ(BeepSpree)/ Bass:コータ(BeepSpree)/ Drum:ユウキ(BeepSpree)

MAVERICK DC HISTORY SESSION Fメンバー

Vocal:hyde(L'Arc-en-Ciel)/ Guitar:Shinji(シド)/ Guitar:シュンジ(BeepSpree)/ Guitar:テルヤ(BeepSpree)/ Bass:YUKKE(ムック)/ Bass:コータ(BeepSpree) / Drum:ユウキ(BeepSpree)

(写真撮影:今元秀明、田中和子、石井亜希)

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てぃん💴 @malimokko

@sillfull https://t.co/FclQB914Rgこれだ!!

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