石井竜也が14年ぶりにメガホン！ヒロインは一般募集

12月22日にライブDVD「TATUYA ISHII SPIRITUAL CONCERT 2010 輪廻秋月 in 薬師寺」の発売を控えた石井竜也が、続いて2011年2月2日にニューシングル「はなひとひら」、そして3月9日にニューアルバム「MOON & EARTH」をリリースすることを発表した。

シングル「はなひとひら」は11月27日に京都・賀茂別雷神社で行われたプレミアムライブの音源を収めたもの。絵付け前の素の白いダルマに粘土や塗装を施した「顔魂」の展覧会などで2010年夏に京都に足しげく立寄った石井は、京都の歴史や文化について深く触れ感じた気持ちを込めて「はなひとひら」を制作し、賀茂別雷神社のライブで初披露した。

石井はこの曲のビデオクリップで自ら監督を担当。ビデオに出演するヒロインがオフィシャルサイトにて一般公募されることが発表された。このビデオクリップは石井にとって、映画「ACRI」以来14年ぶりの監督作。しばらくぶりにメガホンをとることについて、彼は「この曲を作り、あまりに自分で感動してしまったので、京都でロケして3分の映画を撮ってみたいなと思ったんです」とコメントしている。

アルバム「MOON & EARTH」についての詳細は今のところ未定だが、ひさびさにオブジェ付きの仕様が1000個限定で用意されるとのこと。オブジェ付き限定盤はすでに予約の受付が行われている。

石井竜也のコメント

この曲を作り、あまりに自分で感動してしまったので、京都でロケして3分の映画を撮ってみたいなと思ったんです。

時代背景は江戸時代です。経済的に恵まれない環境に育った女の子が、必死になって帯を作って、その作る途中の時間につたない字で、恋文を描いて鴨川に流すんです。武士の息子として育ってきた男の子が、その女の子のことを好きでしょうがないんだけど、身分が違ってあり得ない恋愛で。昔はそういうのっていっばいあったと思いますが、それを今の不条理感と重ね合わせることが出来ないかな？って思って。

すごいピュアな恋愛の方法論をとって、逆に今の人達の持っている汚れてしまった感覚を気付かせることが出来ないかな？ って。

女性役は募集します。セリフなんかないし、素人でよくて。おどおどした慣れてない目がいいなと。着物を4日ぐらい着させてシワクチャにしてね。当時って、そんな綺麗に着てたわけないですからね。

男の子役も、許してくれるならチョンマゲを本当に結えないかな？ と思ってます。で、来年の1、2月に京都に撮る予定で。太秦スタジオが近いので、いろいろ借りることも出来るし。ただ流すだけの映像にはしたくないですね。今、夜中まで絵コンテを描いてますよ。それこそ着物の柄まで。楽しみです。