ONE OK ROCKファンと一緒に作り上げた初武道館ライブ

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昨日11月28日、ONE OK ROCKが初の日本武道館単独公演「THIS IS MY BUDOKAN?!」を開催。1万1000人のオーディエンスを前に熱狂的なパフォーマンスを展開した。

フロントマンのTakaをはじめ、メンバー全員が「楽しい!」と連発していた昨日のライブ。DVDの仕上がりも楽しみなところだ。

フロントマンのTakaをはじめ、メンバー全員が「楽しい!」と連発していた昨日のライブ。DVDの仕上がりも楽しみなところだ。

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写真は「THIS IS MY BUDOKAN?!」の様子。

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写真は「THIS IS MY BUDOKAN?!」の様子。

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全国ツアー「ONE OK ROCK 2010 "This is my own judgment" TOUR」の一環として行われたこの日の公演。オーディエンスの興奮と熱気は開演前から最高潮で、SEの音が大きくなると自然にハンドクラップが起こり、暗転した瞬間の怒号のような歓声が反響する。続けて楽器隊のメンバーが順番に姿を見せ、最後にTaka(Vo)が駆け込むようにステージに登場。「俺らがONE OK ROCKだ!」という宣言とともに「Never Let This Go」のイントロが鳴り、ドラマチックな形でライブの幕が上がった。

ステージ上の4人は、観客のテンションをさらに高めるように、アッパーな楽曲を投下。Tomoya(Dr)の破壊的なドラムが炸裂した「皆無」、Takaの「暴れようぜ!」という挑発にオーディエンスが拳を突き上げた「Shake it down」、ガラスが砕ける映像が楽曲の激しさを引き立てた「未完成交響曲」と躍動的なロックチューンが披露された。

「今日はお祭りみたいなものなんで、普段やらない曲とか、サプライズ的なものもやります」というTakaの宣言に続いたのは「カゲロウ」と「カラス」。観客は懐かしいナンバーにうれしそうな表情を浮かべ、メンバーのプレイに見入る。「Living Dolls」ではオーディエンスが美しいコーラスを響かせ、クライマックスさながらの盛り上がりをみせた。

Ryota(B)、Tomoya、Toru(G)が自己紹介を兼ねて挨拶をした後、再びTakaが口を開き「昨日はまったく寝れなくて、どんな音楽を聴いても、どんなことを考えても寝れなくて。でも今、この光景を見て、寝れなくてもよかったなと思います」と武道館に立っている感慨を語る。そしておもむろに「これまでいろんなアーティストがステージから『武道館!』って叫んでると思うけど、僕は今日から『九段下!』って呼ぼうと思います」と宣言。観客は彼の唐突な提案に笑いつつ、それに賛同するように拍手を送った。

oiコールが巻き起こり、オーディエンスが会場を激しく揺らした「完全感覚Dreamer」の後は、Takaが大親友のために作ったストレートなラブソング「Wherever you are」へ。緩急をつけたセットリストに、オーディエンスのボルテージは上がり続けた。

「ヤベェ! 超楽しい。君たち最高だわ、本当に」というTakaの興奮気味の言葉から始まったMCでは、最新アルバム「Nicheシンドローム」に込められたメッセージや音楽への思いが明かされる。「俺はバンドで世界が変えられると思ってるのね。俺ら以外にもカッコいいバンドは腐るほどいるから、CD買って、ライブハウスに足を運んでください。真剣にやってるバンドは嘘つかないからさ」「そこからエネルギーを受け取って、自分を変えてほしい。音楽の素晴らしさを人に伝えていってほしい」とTakaが口にすると、静かな拍手が武道館に響いた。さらにニューシングルと武道館ライブのDVDが2月にリリースされることが発表されると、歓喜の声が会場にこだました。

後半はアナウンスされたばかりのニューシングル「アンサイズニア」から始まり、序盤同様アグレッシブな楽曲を連発し、バンドのタフネスさを証明していった4人。本編ラストの「内秘心書」では、Tomoyaの激しいバスドラムにあわせて、フロントの3人が跳躍を繰り返す。演奏が終わった後も、メンバーは名残惜しそうに客席に向かって手を振り続けた。

アンコールは、会場を巻き込んでの記念撮影からスタート。観客に声をかけながら撮影に応じる4人のファンサービスに、あちこちから声援が飛ぶ。Takaはその様子に微笑みながら、メンバーやスタッフ、ファンへの思いを吐露。学校を辞めたときに周囲に「お前終わったな」と言われたエピソードや、バンド活動を始めてからも何度も悔しい思いをしたことを告白し、「今でも悔しかったことを忘れてません。でも今日、ここに立てているのは、事務所のスタッフとかメンバーとか、応援してくれてるみんなのお陰だと思います」と感謝を述べた。そして昨年脱退したAlexについても触れ、「元気にやってるからさ、応援してやってください」と笑顔で語った。

「(you can do) everything」「努努-ゆめゆめ-」と熱いメッセージが込められたナンバーの後、ライブはクライマックスに。Takaは「父さん、母さん生んでくれてありがとう。生まれてきてよかった。俺ら今日、ここに立ってます」と両親への感謝を伝え、「Nobody's Home」を歌い始めた。会場が明るく照らされる中で、4人は汗だくになりながらラストナンバーをプレイ。2時間強におよんだ初の日本武道館公演を、全身全霊のパフォーマンスで完結させた。なお、ライブ中に発表されたシングル「アンサイズニア」と武道館公演のDVDは2月16日に発売。詳細は追って発表される。

「THIS IS MY BUDOKAN?!」セットリスト

01. Never Let This Go
02. 夜にしか咲かない満月
03. 皆無
04. Shake it down
05. 未完成交響曲
06. カゲロウ
07. カラス
08. Living Dolls
09. アダルトスーツ
10. 完全感覚Dreamer
11. Wherever you are
12. Yes I am
13. じぶんROCK
14. Liar
15. アンサイズニア
16. 恋ノアイボウ心ノクピド
17. Viva Violent Fellow~美しきモッシュピット~
18. 独り言ロンリーナ
19. 内秘心書
<アンコール>
20. (you can do) everything
21. 努努-ゆめゆめ-
22. Nobody's Home

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音楽ナタリー @natalie_mu

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