Yap!!!ゆかりある面々招いた東名阪ツアー、石毛の“元恋人”アベンズとのツーマンで幕

Yap!!!のツアー「!!! We Dance, We Rock !!!」が昨日11月28日に東京・新代田FEVERにてファイナルを迎えた。

「!!! We Dance, We Rock !!!」はYap!!!が10月にリリースした1stミニアルバム「I Wanna Be Your Hero」を携え、東名阪で行われたもの。愛知公演にはART-SCHOOL、大阪公演にはフレンズ、東京公演にはavengers in sci-fiと、バンドとゆかりの深い面々を招き、各地でツーマンライブを実施した。

東京公演のゲストavengers in sci-fiは、石毛輝（Vo, G, Syn, Programming）と10年来の付き合い。そんな彼らは「No Pain, No Youth」でライブをスタートさせ、会場を瞬く間にダンスフロアへと変貌させる。「I Was Born To Dance With You」「Indigo」と最新シングルの収録曲を届けたあと3人は石毛のリクエストで、2006年に発表した1stフルアルバム「avenger strikes back」の収録曲「speed of love」を披露。この楽曲について木幡太郎（G, Vo, Syn）は「昔、俺と石毛が付き合っていた頃の曲です」と紹介して会場を笑わせ、石毛と長い付き合いであることを来場者に印象付けた。avengers in sci-fiはラストの「Citizen Song」まで駆け抜け、石毛の誕生日である2018年3月18日に結成15周年を記念したライブイベント「avengers in sci-fi 15th Anniversary Final “SCIENCE MASSIVE ACTION”」を東京・新木場STUDIO COASTにて行うことをアナウンスしてステージを下りた。

Yap!!!のアクトは「I Wanna Be Your Hero」の収録曲「Dancing in Midnight」で幕を開ける。柿内宏介（Dr）の前のめりなビートが演奏を牽引し、汐碇真也（B）の鳴らす骨太なベースラインも相まって、フロアは瞬く間に熱狂の渦に。まだタイトルも付いていない新曲も多数披露され、観客は彼らが生み出すグルーヴに乗って踊り続けた。石毛は2005年頃、木幡と週1ペースで遊んでいたことを明かし、それから12年が経ってYap!!!としてavengers in sci-fiと競演できた喜びを語る。そしてその喜びを爆発させるかのように、汐碇と柿内と共に爆音で新曲を演奏。そしてヘヴィなサウンドが魅力の「Too Young for Love」、「I Wanna Be Your Hero」リード曲の「If I'm a Hero」を熱演し、本編を締めくくった。

鳴り止まない拍手に応えて再びステージに登場したYap!!!。石毛は自身がMCを務める番組があるスペースシャワーTVとWOWOWからお祝いの花が届いていたことについて触れ、「俺MCだけじゃないからね！ Yap!!!で武道館やりたいよ。我々の音楽を聞いてくれる人がいることに本当に感謝しています。こうやって直接感謝の気持ちを言えてうれしいです。これからもがんばるからよろしくお願いします！」と話し、万雷の拍手を浴びた。アンコールでYap!!!は「Before You Leave」と「Kick the Door」を演奏し、東名阪で行った「!!! We Dance, We Rock !!!」の幕を下ろした。

Yap!!!は名古屋の「MERRY ROCK PARADE 2017」や「COUNTDOWN JAPAN 17/18」など、年末の大型イベントに出演。スケジュールはバンドのオフィシャルサイトにて確認を。