顔が秘訣、ナオト・インティライミが現地の人と打ち解ける方法語る

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ナオト・インティライミ加藤肇監督が、本日11月6日に東京・TOHOシネマズ新宿にて行われたドキュメンタリー映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」の公開直前プレミア上映会に登壇した。

左からナオト・インティライミ、加藤肇監督。

左からナオト・インティライミ、加藤肇監督。

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「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」は今年の1月から約半年間にわたって世界を巡ったナオトの姿を捉えた作品。11月23日に前編が、2018年1月5日より後編が全国の映画館にて上映される。本作の完成を記念して行われたプレミア上映会ではナオトが13年ぶりに長旅に出た理由や旅先での思い出などを語り、来場したファンを大いに喜ばせた。

ナオト・インティライミ

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加藤肇監督

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ナオトと加藤は「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」をファンと共に鑑賞し、ステージへ。MCに劇場で映画を観た感想を問われたナオトは「この“初めて”の瞬間を大切な皆さんと一緒に観たいと思ってとっておいたんです。自分のことがどうこうというより、第三者の目線でこの映画を吸い込まれるように観ました。僕はただただ旅をしていただけですが、監督たちが作品にしてくれたということに胸が熱くなって……」と興奮気味に語る。今回13年ぶりに旅に出た理由を聞かれると、「7年前に3回目のデビューをして、大きな会場でライブをして、テレビにも出させてもらえて感謝をしています。その中で音楽との向き合い方が、根本は変わってないけど物理的に変わってきて。いろんな人のライブを観に行ったり、好きな曲を繰り返し聴いたりがこの6年間はどうしてもできなかった。やるべきことに囲まれているような状態を感じて、このまま活動を続けているのは心が不健康になってしまうと思ったんです。『このままじゃナオトはあと3年5年持たないぞ』と思いました」とコメント。さらに「『日本の音楽業界から半年以上離れるのはリスキーだ』だと周りから言われることもあったけれど、長い目で見て旅に出るという決断は間違いではなく、出てよかったと思いました」と言葉を続けた。

ナオト・インティライミ

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加藤監督はナオトにインタビューを試みようとしたものの、ナオトから「そういうんじゃないんだよね、旅は」と止められた旅の初日のことを回想。ナオトはヘコみ気味の加藤監督をフォローするように「その節は申し訳ありませんでした(笑)。でもいわゆるドキュメンタリーみたいに旅に出る前に『どうですか?』って聞かれるのは違うんですよね。ただカメラに付いてきてほしかったんです」と話した。

MCに、現地の人と打ち解ける秘訣を問われたナオトは「やっぱり顔ですかね」としみじみ口にし、「表情で『コイツ、敵じゃないな』っていうのをまず伝えないといけない。まずはそこが大事。あとは最低限の言葉を覚えようとする気持ちも大事ですね。そういう努力は向こうの人にも伝わるかなと思っていて、できる限りがんばりました」と答えた。旅先でのライブがうまく行かず、公園で練習していたというナオト。その様子が撮影されていなかったことについて彼は冗談交じりに「なんで撮ってないんだよ!」と加藤監督に吹っかける。加藤監督が申し訳なさそうにしているとナオトは「ふふふ(笑)。別にいいんですよ。全部撮ってるわけじゃないんですから」と笑い、映像に残っていない旅先でのエピソードも明かした。

映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」公開直前プレミア上映会の様子。

映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」公開直前プレミア上映会の様子。[拡大]

その後、ナオトはMCから「旅のお土産というかスペシャルプレゼントがあるんですよね?」と声をかけられ、「あれはある?」と舞台袖へと合図を送る。慌てるスタッフたちをよそ目にナオトは「モノはないけど歌ならある!」と言い、旅から帰って最初にできた曲で、映画の主題歌になった「Sunday」を披露することに。シンガーソングライターのミトカツユキとセネガルからやってきたアフリカ人パーカッショニストのラティール・シーを率いて「Sunday」を熱唱。来場者は陽気な楽曲に合わせてクラップや「Hey! Hey!」という掛け声を入れた。

最後に加藤監督は「この映画はアフリカ音楽とナオトさんの音楽……音楽にあふれた映画になったので知らない音楽を覚えるためにもぜひ何度も劇場に足を運んでください」と来場者に呼びかける。ナオトは「音楽はもちろんのこと、それだけじゃない旅のだいご味みたいものがたくさん詰まった映画です。(この作品に中にある)出会いと別れや生と死というのは、アフリカという場所、ナオト・インティライミという人が旅をして起こったことではなく、どこかでそれぞれの日々や日常生活で重なる部分があったり、心が少しでも動いてくれたら意味があるなと思っております。『この映画、マジ観といたほうがいいよ』とSNSで広げて、バズらせていただけたらうれしいです」と自信に満ちた表情で語った。

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