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DAOKO、満員のO-EASTワンマンで涙「支えてくれるみんなが誇り」

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アンコールで紗幕の前に踏み出したDAOKO。(撮影:神藤剛)

アンコールで紗幕の前に踏み出したDAOKO。(撮影:神藤剛)

DAOKOのワンマンライブ「DAOKO THE FIRST TOUR」の東京公演が1月15日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催された。

「DAOKO THE FIRST TOUR」は大阪と東京の2都市で行われ、12月に実施された大阪・FANJ twice公演はチケットが即完。続く東京公演もソールドアウトとなり、当日は彼女のステージを観るためにたくさんのファンが駆けつけた。また「LINE LIVE」ではライブの模様が生中継され、アプリやパソコンを使って多くの人々がライブを楽しんだ。

2015年8月に東京・WWWで開催されたワンマンライブは生バンド引き連れて行われたが、今回のライブでDAOKOは2人のマニピュレーターとともに登場。ステージとフロアの間に張られた紗幕に映像やリリックを映すおなじみのスタイルで、「高い壁には幾千のドア」からライブはスタートした。DAOKOの歌う言葉はまるで空中に次々に浮かび上がるように紗幕に映り、その映像の向こう側で彼女は伸び伸びとした動きでラップを披露。観客は入場時に配布された青いリストバンド型のサイリウムを手首に巻き、その幻想的な演出に見入っていた。

彼女はその後も、ほとんどMCをはさまずに中盤まで一気にパフォーマンスを展開。「一番星」「流星都市」と星をテーマにした2曲を歌い終えたところで初めてMCとして「最高の夜をありがとう。まだ踊れますよね?」と語り、さらに星の曲である「水星」を歌った。この「水星」ではDAOKOと同じ青いパーカーを着た女性ダンサーが2人加わり、DAOKOも同じ振り付けでダンスを披露。これまでにない新機軸の演出でオーディエンスを驚かせた。

EDMサウンドの「ME!ME!ME! feat.daoko _pt.1」では、会場内を激しくレーザーが飛び交う中、フロアからはハンドクラップが沸き上がる。そのままノンストップで始まったのは、この日初めて披露された椎名林檎のカバー「歌舞伎町の女王」。この曲はサカナクションのドラマー・江島啓一がアレンジを手がけており、原曲とはイメージを変えたDAOKOらしいダンストラックに生まれ変わっていた。本編ラストはユーロビート調にアレンジされた「ShibuyaK」ライブバージョン。青パーカーのダンサーが4人に増え、ハイテンションなビートに乗せて計5人でダンスが繰り広げられた。曲が終わると大歓声の中、DAOKOはひと言「ありがとう!」と言ってステージを去った。

アンコールで衣装チェンジしたDAOKOは、「みんな踊りましょう!」とオーディエンスに呼びかけつつ、ポップな「きみ」を4人のダンサーを引き連れてパフォーマンス。曲が終わるとダンサーたちが退場し、それまでステージとフロアを遮っていた紗幕が上に引き上げられた。DAOKOは紗幕を撤去したステージについて「初めての試みなんで、ドキドキします。皆さんの顔を1人ひとり見れるような、見れないような(笑)」と照れつつ、「今日は最高の夜になりました。一生の宝物にします。私は自分に自信がないんですけど、自分の音楽だけが誇りで、その音楽を支えてくれるみんなが誇りです。だからみんなのことが大好きです」と来場者に感謝の言葉を述べた。

そして「この曲にすべての気持ちを託そうと思います」と語り、彼女は最後に「ゆめみてたのあたし」を歌唱。ステージの手前に踏み出して観客のすぐそばに近付き、振り絞るように「みんなと出会えて良かった あたし ひとりじゃないんだ」と熱唱した。その後、彼女はあふれ出る感情を抑えきれず涙で声を詰まらせてしまう。観客は歌えなくなった彼女に手を振って励まし、曲が終わると大きな歓声を贈った。DAOKOがステージから去ると紗幕にスタッフロールが流れ、ワンマンライブはドラマチックに幕を下ろした。

「DAOKO THE FIRST TOUR」2016年1月15日 東京都 TSUTAYA O-EAST セットリスト

01. 高い壁には幾千のドア
02. 嫌
03. ぼく
04. ミュージック
05. かけてあげる
06. ないものねだり
07. JK
08. BOY
09. Fog
10. 一番星
11. 流星都市
12. 水星
13. ME!ME!ME! feat.daoko _pt.1
14. 歌舞伎町の女王
15. さみしいかみさま
16. ShibuyaK_Live ver
<アンコール>
17. きみ
18. ゆめみてたのあたし

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