フィジカルNo.1はアプガ？妄キャリと“戦闘的”ライブ

アイドル2組によるツーマンライブイベント「DOUBLE COLOR session5」が12月17日に東京・新宿BLAZEにて開催され、妄想キャリブレーションとアップアップガールズ（仮）による白熱のライブが繰り広げられた。

お互い熱いライブに定評のある妄キャリとアプガ。ツーマンライブとしては初顔合わせとなる2組だけに、ライブ前からどのような“戦い”を見せるかと注目を集めていた。今回のライブも事前にファン投票によって“対戦相手のファンに聴かせたい曲”が決められ、大方の予想通りの攻めのセットリストが組み上げられた。

イベント恒例の過去の活動を振り返る映像を経て、ライブは妄キャリから開幕。メンバーは「初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋。」「もっとずっとキュンとしたいの」の2曲を届け、フロアを早くもホームに変える。ファンは序盤から熱の入った独自のコールを彼女たちに送り、アプガファンに先制パンチをかましていった。MCで星野にぁは「ついにこの日がやってきました！ アプガさんとのツーマンライブ、我々も緊張してるんですけど、それ以上に気合い十分です！ なので皆さんも負けないようにガンガン盛り上がっていきましょう！」とオーディエンスのテンションをさらに高めてライブを再開させる。

ライブ中盤から終盤、メンバーは「何故なら私、妄想少女ですの」「悲しみキャリブレーション」などライブ鉄板曲を次々と投下。アプガファンも巻き込んで会場が一体になったところでメンバーはラストに1stシングル「妄想が止まらない」を歌い上げ、大歓声に包まれながらライブを終えた。

後攻のアプガは“戦闘的スタイル”を体現した「なめんな！アシガールズ」からライブをスタートさせる。MCでは新井愛瞳が「妄キャリさんとファンの皆さんの一体感がすごかったです！ 私たちも一体感を作って盛り上がっていきましょう！」とコメント。古川小夏も「今日のセトリはあまりライブでは披露しない曲も多く含まれてるので“こんなアプガもあるんだ！”っていうのも見てもらいたい」とライブの見どころアピールした。

古川の言葉通り、季節を意識した「サンタクロース」、そしてキュートなメンバーの表情が楽しめる「バレバレI LOVE YOU」「チェリーとミルク」といった“非戦闘的スタイル”の楽曲が次々と披露され、ギャップを見せつけて妄キャリファンを魅了していった。

しかしライブ終盤でアプガは本来の姿を解放。「全力！Pump Up!」「ジャンパー！」とアッパーなナンバーを続けて戦闘的な魂を解き放っていく。そしてラストはキラーチューン「チョッパー☆チョッパー」で締めくくり、フロアに熱気の渦を生み出した。

アンコールではコラボライブが実施された。まずは妄キャリの「人生は…いじわるなのかな？」にアプガも参加して彼女たちも妄想を爆発させていった。ここで2曲目に行く前にお笑い芸人のスベリー・マーキュリーをMCに迎えて、妄キャリとアプガの対決企画「フィジカルNo.1決定戦」が行われることに。この対戦の勝利チームには「T-Palette感謝祭 2014」の腕相撲大会で森咲樹がゲットした「叙々苑の商品券」がプレゼントされることになり、納得のいかない森の闘志を燃やした。まず1回戦は“押し相撲”が行われ、妄キャリの星野、アプガの関根梓というカードに。この対戦は星野が勝利を収め妄キャリが一歩リード。あとがなくなった森は自ら名乗りを上げ、妄キャリの胡桃沢まひるを指名するも“妄キャリの筋肉天使”こと胡桃沢のまさかの安定感に敗れて商品券を失ってしまう。

この結果に森はもうひと勝負希望するが、妄キャリから「かわいい萌えゼリフでキュンキュンさせてください」とリクエストされ、「妄キャリちゃんのこと、大好きちゅっちゅ」と発すると場内は微妙な空気に。ことの重大さを察知したアプガメンバーは全員その場に土下座して謝罪。さらに妄キャリメンバーも土下座するというカオスな状況となり、収束するために2戦目の“高速腹筋”勝負が行われることになった。この勝負にはアプガの仙石みなみ、妄キャリの双葉苗という“担当カラー赤対決”が実現し、仙石が余裕の勝利を収める。無事に手元に商品券が戻った森は笑顔を取り戻し、最後は全員でアプガの「アッパーカット！」を歌い上げてこの日のライブを締めくくった。

なお「DOUBLE COLOR session6」は2月18日に同会場にて開催。LinQと夢みるアドレセンスによるツーマンライブが行われる。