佐々木希が丸裸に!?中村倫也が「星ガ丘ワンダーランド」舞台挨拶で見どころアピール

「星ガ丘ワンダーランド」初日舞台挨拶が本日3月5日、東京・新宿バルト9にて行われ、キャストの中村倫也、佐々木希、市原隼人、木村佳乃、子役の高橋曽良くんと佐藤優太郎くん、監督の柳沢翔が登壇した。

乃木坂46のMVなどを手がけてきた柳沢が初メガホンを取った本作は、駅の落とし物預かり所で働く青年の人生が、母親の自殺をきっかけに少しずつ変化していくさまを描くヒューマンドラマ。主人公・温人を演じた中村は「ここから何日かイッチー（市原隼人）、何日か佐々木という感じで入れ替わり立ち替わりいろんな役者さんと共演できて……毎日ジャズのセッションをしているようで楽しかったし、贅沢な時間だった」と撮影を振り返る。

中村とは何度も共演しているという佐々木は「本当に頼れる先輩で、安心して飛び込めるというのはこういうことなんだな」と絶賛。その言葉に中村が「ぜひ書いてください」と文字を書く素振りをしながら記者陣に呼びかけると、会場からは笑いが漏れる。

現場での中村の様子を聞かれた曽良くんは「優しいし、すごいいい人だったから……よかったです」と語り、照れた様子を見せる。一方優太郎くんが「カッコいい人だったから、いい人なんだろうなと思った」と述べると、中村は「でもカッコよくて悪い人もいるからね。大人になるとわかるよ」と冗談交じりに忠告した。

本作を作った動機に関して柳沢は「僕は、近しい人や大切な人が亡くなることがすごく怖いんですね。それを乗り越える……乗り越えるまでいかなくても少し前に進めるようなそんな作品を作りたかった」と述懐。会場を見回し「観てくれた方の中で1人でもそんな気持ちになって、この作品がこれからの助けになればいいなと思ってます」と観客に気持ちを伝える。

観客へのメッセージを振られた中村は「監督はいい意味ですごくしつこい方で、『芝居をするな』『表現を足すな』と役者にとってスリリングな要求をしてくるんです」とコメント。「そうすることで人間の矛盾だったり、生身な感じが脚色されることなく画面に出ていると思います」と語ったあと、「佐々木希や木村佳乃の丸裸が映画に出ていると思います」と続け、いたずらっぽい笑顔を見せた。

中村をはじめとする登壇者のほかに新井浩文、菅田将暉、杏、松重豊らが出演する「星ガ丘ワンダーランド」は本日より全国ロードショー。