サブカルチャー評論集「吉本隆明 全マンガ論」発売

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吉本隆明によるマンガやアニメの評論をまとめた「吉本隆明 全マンガ論ー表現としてのマンガ・アニメ」が、小学館クリエイティブから発売された。

「吉本隆明 全マンガ論ー表現としてのマンガ・アニメ」。帯では糸井重里によるコメントが。

「吉本隆明 全マンガ論ー表現としてのマンガ・アニメ」。帯では糸井重里によるコメントが。

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吉本にとって初となるサブカルチャー評論集は、「作品論」「原理論」「対談」の3部構成からなり、加えて今回の刊行のために語り下ろされた吉本のインタビューも収録されている。

第一部「作品論」は、1978年から2000年の間に吉本が雑誌や新聞で発表した、マンガやアニメに関する評論をまとめたもの。手塚治虫をはじめ、江口寿史あだち充かわぐちかいじつげ義春長谷川町子大友克洋宮崎駿さくらももこらを扱う。

第二部の「作品論」では文芸誌海燕(福武書店・現ベネッセコーポレーション)で執筆した評論を収録し、サブカルチャーを通じて捉えた情況論が展開されている。

そして第三部「対談」には、萩尾望都、中沢新一、大塚英志らとの濃密な対談を収録。知の巨人がいかにマンガと対峙してきたかを400ページ近いボリュームで記録した、マンガ批評に興味を抱く者にとっては必携の1冊だ。

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