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水木しげるの“体温を感じる”展覧会、直筆の原稿や妖怪・精霊像コレクションも

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「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」の展示の様子。

「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」の展示の様子。

「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」が、去る3月8日に東京・松屋銀座にて開幕した。開催期間は3月20日まで。

2015年11月30日に93歳で死去した、水木の人生と人間像に迫る同展。第1章の少年時代、第2章の従軍時代、第3章の貧困時代、第4章の多忙時代、第5章の妖怪研究家、エピローグの全6章で構成され、水木の少年期の習作、戦地で描いたスケッチ、貸本時代の貴重なマンガや妖怪画の原稿など130点以上の作品が一挙に展示されている。

そのほか水木の書斎の一室を映像演出とともに再現した空間や、水木による妖怪・精霊像コレクションを展示する「妖怪博物室」、妻である布枝氏へのインタビュー映像も登場。さらに48名の著名人からの追悼メッセージや、フォトスポットも用意されている。

去る3月8日には布枝氏、水木の長女で水木プロダクション社長の原口尚子氏、テレビドラマ「ゲゲゲの女房」で飯田布美枝役を演じた松下奈緒の3名が会場に出席。展示を見た松下は「改めて水木先生はすごい方なんだなと感じました。まさか(展示が)へその緒からスタートしているとは」と驚き、「ユーモアがたくさんある方だったんだと非常に実感しました」と感想を述べた。

また布枝氏は、生活している中で「『(水木は)ああ、いないんだ』ということは折々感じる」と述懐。司会に「ここにいるんじゃないかと感じることはありますか?」と問われると、「私に感じさせようといろいろ働きかけてるんじゃないかなと思うことがあります」と、水木の写真を手に語った。原口氏は同展について「今回は水木のマンガや絵に加えて、水木の人生を知っていただけるような展示が多くある。直筆の原稿もたくさんあるので、水木の体温を感じてもらえる展覧会になっているんじゃないかと思います」とコメントした。

追悼水木しげる ゲゲゲの人生展

会期:2017年3月8日(水)~3月20日(月・祝)会期中無休
時間:10:00~20:00(入場は閉場30分前まで。最終日は17:00閉場)
入場料:一般1000円(700円)、高大生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円※( )内は前売り料金

(c)水木プロダクション

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