「囚人リク」で知られる
「畳の花道」は劇画マッドマックス(コアマガジン)にて、2004年から2010年にかけて連載された格闘技マンガ。総合格闘技への転身を余儀なくされた元柔道家・康樹と、彼を柔道の世界へ戻すべく格闘家を志す幼なじみ・照を中心に、さまざまな格闘技がクロスオーバーした壮大なストーリーが展開される。実在の人物をイメージしたキャラクターが登場するのも見どころだ。
単行本は全6巻を予定しており、各巻のカバーイラストは描き下ろし。瀬口いわく、本作での格闘シーンが「囚人リク」にも生かされているとのことなので、ファンは手にとってみては。
瀬口忍コメント
この「畳の花道」は、初めての連載で嬉しかったし、なにしろ好き放題に描かせてもらい、最高に楽しかったです。馬鹿馬鹿しいことを一生懸命にやってる感じがとても大好きなところです。格闘技のシーンを描くのは本当に難しかったですが、熱心に研究したことが「囚人リク」のアクションシーンに生かされてると思います。
「畳の花道」と「囚人リク」の共通点は、とにかくサングラスをかけている目つきの悪い人とモミアゲが太い人がたくさん出てくるとこです(笑)。3巻以降には僕自身にそっくりな瀬々口刃心(せせぐちはしん)というキモい格闘家も出てくるので楽しみにしてて下さい(笑)。あと、テーマとしては、「畳の花道」「囚人リク」ともに柔道の「自他共栄」の精神が貫かれています。簡単に言うと、仲間のことを思いやり、仲間同士で支え合う、ということです。僕自身自分勝手な人間ですので憧れの世界なんですね。
あと、「畳の花道」では、たくさんの有名格闘家と格闘家に転向した有名人たちが夢の対戦をしています。びっくりするようなくだらないことを、自分の誇りのため、仲間のため、勝利のために全力で行っています。これも「自他共栄」なんです。僕にとって主人公の照は理想の男ですし、康樹はイライラさせるところがたっぷりですが、その情けないところがたまらなく愛おしい男です。そんな二人が活躍する僕の連載デビューをぜひ読んでくれたら、嬉しいです!
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