南極ゴジラの新作「wowの熱」にこんにち博士「演劇界のオーパーツを生み出せたら」

南極ゴジラ 第7回本公演「wowの熱」が、3月26日から30日まで東京・新宿シアタートップスで上演される。

これは、南極ゴジラの最新作。南極ゴジラの劇団員10名全員が出演する本作では、“創造”をテーマに、創作と現実がミックスされた、“すこし・ふしぎ”な物語が展開する。平熱が45℃以上の“ワオ”は、水泳の授業中にプールの水をお湯に変えてしまうが、その“熱プール”は生徒たちから脚光を浴びる。新作「wowの熱」でワオ役を演じることになった俳優の端栞里は、幕が上がる直前に高熱で倒れ、公演は中止に。病室で目を覚ました端は、自身の体温が急上昇していることに気づき……。

脚本・演出を担うこんにち博士は「南極ゴジラには10人の劇団員がいて、今回の演劇には10人がみんなそのまま登場します。これまでずっと当て書きをしてきて、脚本の中でその人が演じる登場人物の方が、その本人よりも『本人っぽい』と感じることがたまにあります。『wowの熱』では南極ゴジラの10人が本人として出てきて、物語の中でみんなとんでもないことになってしまいます。ある種、悪魔の予言のような、やってはいけない儀式のような、演劇界のオーパーツを生み出せたらと思っています」とコメントしている。