“僕たちの思う、八雲っぽさ”が立ち上がる、イキウメ「奇ッ怪」東京公演スタート

「イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』」が本日8月9日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。

「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」は、小泉八雲原作のオムニバス作品として、2009年に東京・シアタートラムにて初演されたもの。古びた旅館を舞台に、ある事件を追ってきた男たちとそこで出会った人々によって語られる物語だ。今回はそのリメイク版となる。

開幕に際し脚本・演出を手がける前川知大は「小泉八雲×イキウメ、開幕しました。語りと劇中劇。八雲の短編を聞くうちに、新たな物語が立ち上がってきます。僕たちの思う『八雲っぽさ』を表現できたかと思います。奇妙で不思議で少しだけ怖く、ちょっと笑える、そしてどこか寂しい。そんな『怪』です。この作品を劇団で上演できて嬉しい」とコメントした。

出演者には浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛のほか、松岡依都美、生越千晴、平井珠生が名を連ねた。上演時間は約2時間、東京公演は9月1日まで行われ、その後5日から8日まで大阪・ABCホールでも上演される。