作家3人が描く劇壇ガルバ新作に、「ミネムラさんを峯村リエは頑張って演じます!!」

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劇壇ガルバ『ミネムラさん』」の公演詳細とビジュアルが解禁された。

劇壇ガルバ「ミネムラさん」メインビジュアル

劇壇ガルバ「ミネムラさん」メインビジュアル

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これは劇壇ガルバによる“実験プロジェクト”の第2弾で、「ミネムラさん」のタイトルのもと、笠木泉細川洋平、山崎元晴という3人の作家がそれぞれの視点で描く“ひとりの女性”の物語。解禁されたビジュアルでは、出演者の峯村リエと思しき人物の、異なる表情が収められた絵画が額縁に納められている。

山崎一

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上演に向けて劇壇ガルバ主宰の山崎一は「3名の劇作家が、『ミネムラさん』を描く。それを峯村リエという女優が演じてくれるが、実在の彼女と関係があるのか、といえば、たぶんない。いや、あるかもしれない。我々はどんなミネムラさんを目撃することになるだろうか。おそらく、ひとりの女性の複雑で豊かなさまざまな側面に、誰もがどこか自分に重ね合わせてしまうような瞬間がたちのぼるのでは、と想定している」とコメント。

峯村リエ

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峯村は「このお芝居、『女の一生』の様に『ミネムラリエの一生』を描くわけではありませんからね。でもね、皆さん。きっとお芝居を観ていてハッとする事でしょうよ。だって、皆さんは必ず会った事があるんですもの」「いないと思っていてもどこかに必ず『ミネムラさん』はいて、皆さんと一緒に人生を歩んでいるんですよ。そんな『ミネムラさん』を峯村リエは頑張って演じます!!」と意気込む。

また作家の1人である笠木は「孤独になったら、電話をください。壁を叩いて、合図をください。そのような創作です。『一人の女性』の確かなる幽けき存在と時間を、三人で大切に書き進めています。どんな演劇になるのでしょうか。自分でも楽しみです」と思いを述べ、細川は「ぼくは『ミネムラさん』をどのように見ているのでしょう。他の人はどんなふうに見ているのでしょう。そんなことを考えながら、ぼくはぼくなりの必死さで『ミネムラさん』を書いてみました。あとは皆さまに託します」とメッセージを送る。山崎元晴は「三人が思い描いた『ミネムラさん』は、それぞれ全く違う存在でありながら、どことなく共通するイメージが重なり合っていました。 主人公は深い孤独の中にあり、もう一人の自分と向き合いながら、新たな世界に向けて一歩踏み出そうとしている女性の姿です」と作品の魅力を述べた。

そして演出を担う文学座の西本由香は「道のりは平坦ではないかもしれませんが、決して孤独ではない、楽しい道中です。 時空が歪むような、演劇の醍醐味を体感できる作品にしたいと思っています」とクリエーションへの意気込みを語っている。出演者には峯村のほか、大石継太上村聡森谷ふみ安澤千草、山崎一が名を連ねた。チケットの一般前売りは7月6日10:00にスタート。

山崎一コメント

劇壇ガルバ、第6回公演は、実験プロジェクトの第2弾である。今回は、3名の劇作家がひとつのテーマのもとにそれぞれ物語を書き起こし、ひとりの演出家が束ね、ひとりの主演が演じることを試みる。テーマは、「女性」。前回は、「老人とアイデンティティ」をテーマにひとりの男を通して物語を紡いだが、今回は女性である。名前は「ミネムラさん」という。3名の劇作家が、「ミネムラさん」を描く。それを峯村リエという女優が演じてくれるが、実在の彼女と関係があるのか、といえば、たぶんない。いや、あるかもしれない。我々はどんなミネムラさんを目撃することになるだろうか。おそらく、ひとりの女性の複雑で豊かなさまざまな側面に、誰もがどこか自分に重ね合わせてしまうような瞬間がたちのぼるのでは、と想定している。

峯村リエ コメント

皆さんこんにちは。峯村リエです。

このお芝居の題名と同じ苗字の峯村リエです。けれど皆さん、このお芝居、「女の一生」の様に「ミネムラリエの一生」を描くわけではありませんからね。でもね、皆さん。きっとお芝居を観ていてハッとする事でしょうよ。

だって、皆さんは必ず会った事があるんですもの。街角に佇んでいる「ミネムラさん」、お母さんの中にいる「ミネムラさん」、友人の中にいる「ミネムラさん」。

いないと思っていてもどこかに必ず「ミネムラさん」はいて、皆さんと一緒に人生を歩んでいるんですよ。そんな「ミネムラさん」を峯村リエは頑張って演じます!!

笠木泉コメント

連帯して、描く。全く別の物語に、作家三人の心が寄り添っている。全く別の手が、一人の女性を想像する。それぞれの「ミネムラさん」を想像する。やがてお互いの「ミネムラさん」は拡張する。そして三人の 「ミネムラさん」は越境する。我々の手を離れ、飛んでいく。その姿は果たして「一人の女性」なのだろうか。峯村リエさんの声、身体、言葉、笑顔、背中、時間とともにある「ミネムラさん」。心の中の「ミネムラさん」の声を聞き、会話すること。寄り添うこと。連帯すること。それが、この演劇の(もしくはそれぞれの人生の)、ささやかだけど、実は圧倒的希望だと思っている。孤独になったら、電話をください。壁を叩いて、合図をください。そのような創作です。「一人の女性」の確かなる幽けき存在と時間を、三人で大切に書き進めています。どんな演劇になるのでしょうか。自分でも楽しみです。

細川洋平コメント

はじめさんからびっくりするようなお題をいただきました。「ミネムラさん」を三人が描く。ミネムラさん? ミ・ネムラさんかな。ミネ・ムラさんかな。何人くらいいるのかな。えっ。峯村リエさん御本人? いやどうでしょう。「ミネムラさん」。ぼくは「ミネムラさん」をどのように見ているのでしょう。他の人はどんなふうに見ているのでしょう。そんなことを考えながら、ぼくはぼくなりの必死さで「ミネムラさん」を書いてみました。あとは皆さまに託します。

山崎元晴コメント

一人の俳優を想定して書く、このことが作家にどのような作用を及ぼすのかを考えています。三人が思い描いた「ミネムラさん」は、それぞれ全く違う存在でありながら、どことなく共通するイメージが重なり合っていました。 主人公は深い孤独の中にあり、もう一人の自分と向き合いながら、新たな世界に向けて一歩踏み出そうとしている女性の姿です。

深く掘り下げた結果、同じ源泉に辿り着いたということかもしれません。

もしくはこれが、"1人の人物に当て書きする"ということの成果なのかもしれません。 共に創作する作家の声、演出家や俳優の声、また登場人物である「ミネムラさん」の声に耳を傾け、一つの作品を立ち上げていきます。どんな舞台になるのか今から楽しみでなりません。

西本由香コメント

三人の作家との共同作業、大変そうだとも思いましたが、それ以上にワクワクしました。それぞれの作家から最初のプロットを受け取った時、その個性の違いに刺激されました。私にとっては初めての試みですが、 ひとつの対象を多角的に見つめることで、一人では見つけられないものが見えてくると実感しています。 笠木泉さんの言葉がもつ詩と、細川洋平さんの台詞が醸し出す緩やかなユーモア、山崎元晴さんが構築する精密な劇世界、これらの個性を最大限に活かすべく、気を引き締めて準備を進めています。道のりは平坦ではないかもしれませんが、決して孤独ではない、楽しい道中です。 時空が歪むような、演劇の醍醐味を体感できる作品にしたいと思っています。

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劇壇ガルバ「ミネムラさん」

2024年9月13日(金)〜23日(月・祝) ※公演終了
東京都 新宿シアタートップス

スタッフ

作:笠木泉 / 細川洋平 / 山崎元晴
演出:西本由香

出演

峯村リエ / 大石継太 / 上村聡 / 森谷ふみ / 笠木泉 / 山崎一

※安澤千草は体調不良のため降板し、笠木泉が出演します。

公演・舞台情報

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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峯村リエ @rieminen

何卒何卒よろしくお願いします!!! https://t.co/169mbGyYtT

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