「仮想的な失調」は、狂言「名取川」と能「船弁慶」をベースに、
開幕に際し、カゲヤマ気象台は「名前を喪失すること、違う物語を演じ分けること、過去の亡霊に復讐されること、いずれも非常に今日的なテーマです。知識は必要ありませんので、どうぞごゆっくりご覧ください」、蜂巣は「(カゲヤマ気象台と)二年前に共同演出を行った際は、座組メンバーでよくご飯を食べた。それが知らない旨さだったことが記憶に残っている。香辛料では鼻につくが、レシピを完成されないと、その背景にある、カルチャーは味わえない。共同演出がどのような効果を生んだか、私もレシピの一つになって自身で分解しきれないけれど、何らかのカルチャーになっていることを期待している」とそれぞれコメントした。
上演時間は休憩ありの約1時間30分。公演は6月5日まで。
カゲヤマ気象台コメント
「仮想的な失調」はフィクションについての作品です。物語であるからフィクションを扱うのは当然のことと思われるかもしれませんが、実際は私たちの現実の生活においてもフィクショナルなものは作用しています。そのような広い意味でのフィクションについて語るために、今回は古典作品を援用しました。名前を喪失すること、違う物語を演じ分けること、過去の亡霊に復讐されること、いずれも非常に今日的なテーマです。知識は必要ありませんので、どうぞごゆっくりご覧ください。
蜂巣ももコメント
カゲヤマ作品は言葉にまつわるイメージや記憶を匂わせながら、シンプルな物語を紡ぐ。それらは悲しみを背負っていて、男性社会や男性文化の責任を取ろうとしているように見える。
二年前に共同演出を行った際は、座組メンバーでよくご飯を食べた。それが知らない旨さだったことが記憶に残っている。香辛料では鼻につくが、レシピを完成されないと、その背景にある、カルチャーは味わえない。
共同演出がどのような効果を生んだか、私もレシピの一つになって自身で分解しきれないけれど、何らかのカルチャーになっていることを期待している。
関連記事
やまけん🏳️⚧️🏳️🌈 @yamakenta
橋本くんがかわいいコート着とる。 https://t.co/6hx6stfg5h