これは2019年に初演され、第64回岸田國士戯曲賞最終候補となった作品。本作では、サハリンの“チェーホフ”という街を舞台にした物語が展開する。作・演出を手がける
ごまのはえコメント
この作品は2019年夏に初演された作品です。この二年の間に本当に色んなことがありました。ヒトにとって自然はあまりにも厳しく、生き延びるためにヒトは文化や社会と言われるモノを築きました。けれどこの二年間で私がたびたび見たのは、文化や社会が個人を押しつぶしてゆく光景です。そしてこの「チェーホフも鳥の名前」を振り返った時、舞台「サハリン」もまた一人一人が生活を守るために逃げたり、隠れたり、従ったり、戦ったりする歴史の繰り返しであることに気づきました。自然に、社会に追い詰められたとき、本当に頼りになるものは何か? いま私たちが一番知りたい、感じたいことが、この作品には描かれています。
ステージナタリー @stage_natalie
サハリンを舞台に自然と生きる人々を描く、ニットキャップシアター「チェーホフも鳥の名前」(コメントあり)
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