「GG10」初日は10-FEET、バクホン、SISTER JETの爆音競演

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MUSIC ON! TVが主催する毎年恒例のライブイベント「GG10」が、昨日7月21日からSHIBUYA-AXを舞台に開幕。初日は10-FEETTHE BACK HORN、SISTER JETの3組が出演し、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを楽しませた。

主催フェス「京都大作戦2010~今年も子供に戻りな祭~」も無事終わり、この後は夏フェス出演が続く10-FEET。9月からはレコ発ツアーを開催する。

主催フェス「京都大作戦2010~今年も子供に戻りな祭~」も無事終わり、この後は夏フェス出演が続く10-FEET。9月からはレコ発ツアーを開催する。

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ライブ三昧だった昨年と相反するように、今年はリリースが続くTHE BACK HORN。「GG10」でも披露された新曲「閉ざされた世界」は8月4日に発売。

ライブ三昧だった昨年と相反するように、今年はリリースが続くTHE BACK HORN。「GG10」でも披露された新曲「閉ざされた世界」は8月4日に発売。

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独特のMCでオーディエンスを沸かせたSISTER JET。ワタルSはイベントの模様が3Dカメラで撮影されていることについて「汗も飛んだらブワッとすごいことになるんだぜ!」と興奮気味に語った。

独特のMCでオーディエンスを沸かせたSISTER JET。ワタルSはイベントの模様が3Dカメラで撮影されていることについて「汗も飛んだらブワッとすごいことになるんだぜ!」と興奮気味に語った。

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イベントの司会を務めるのは、MUSIC ON! TV「GGTV -George's Garage-」のVJとしておなじみのジョージ・ウィリアムス。彼のアナウンスでトップバッターとして現れたのはSISTER JETの3人。ワタルS(Vo,G)が「クレイジーにパーティを始めようぜ!」と言い放ったのをきっかけに、イベントの幕が切って落とされた。

ダンサブルなビートに思わず体が反応する「恋してクレイジー」で1曲目を飾ると、たたみ掛けるようにアッパーな「hello goodbye days」を投下。空調の効いた場内の温度をぐいぐいと高めていく。ワタルSはオーディエンスの反応を讃えるように、「夏に山にキャンプ行くとリラックスしない? それはマイナスイオンがあるからで、だからムラムラしないんですよ。でも今この会場はプラスイオンが出てるから、ムラムラするんだよ」とうれしそうに語った。そんな言葉に続いたのは、とびきり甘いラブソング「CARAMEL FLAVOR」。黄金色に染まったステージから聴こえてくる甘酸っぱいサウンドが、会場をしっとりと酔わせていく。

後半は自然とハンドクラップが沸き起こった「La La Dance」、「夏と言えば海。海と言えばセーラー服。みんなの心に面舵いっぱい!」とセーラー服を着たショウサカベ(B)が叫んだ「さよならポケット」などダンスナンバーが次々と披露され、フロアはハッピーな空気で満たされた。

続いてジョージの「SISTER JET同様、こちらも初出場! やっと出てもらえてうれしいです」という紹介で、2番手のTHE BACK HORNが登場。暗転すると突然「ウォー!」という歓声が起き、観客が前方に押し寄せる。そして菅波栄純(G)が「ブラックホールバースデイ」のイントロをかき鳴らすと同時に、盛大なoiコールが発生。一瞬でフロアが狂乱状態に陥る。

この日のTHE BACK HORNは攻撃モード全開。山田将司(Vo)の妖しげな歌声と菅波のヒステリックなギターが印象的な「神の悪戯」、破壊的な松田晋二(Dr)のドラミングが映える「罠」といったアグレッシブなナンバーが続けて演奏される。後半では新曲「閉ざされた世界」も披露。シリアスな雰囲気を持つこの曲を、オーディエンスはワンコーラス目は聴き入り、ツーコーラス目に入ると躍動的なビートにあわせてフロアを揺らした。それに呼応して山田は吠えるようなボーカルを聴かせ、菅波は軽やかに舞いながらギターを操る。岡峰光舟(B)はうねるようなベースを響かせ、オーディエンスを煽っていた。

再びoiコールがこだました「声」を経て、ラストナンバー「コバルトブルー」に突入。ドライブ感のあるイントロが響いた瞬間にフロアのテンションは最高潮に達し、THE BACK HORNのステージは壮絶な盛り上がりのまま終幕。演奏を終えると、4人は満足気な表情を浮かべ、観客に手を振りながら去った。

初日のトリを務める10-FEETは、自らサウンドチェックを敢行。チェックを終えるとおもむろに「10-FEETです。よろしくお願いします」と挨拶し、フラッシュライトがステージを照らす中で「super stomper」を勢いよく鳴らした。

キレのある轟音にあわせてoiコールと野太いコーラスが響いた「nil?」、TAKUMA(Vo,G)が「俺達が言葉が喋れるだけのただの動物だってところを見せてくれよ!」とオーディエンスを挑発した「STONE COLD BREAK」とアッパーなロックチューンが続けられると会場の気温が上昇。同時に汗の匂いが場内に充満し始めた。

「最初の3曲で憤死したろと思ったのに、こんなんじゃ足りない! 今日はとことんいきますよ」とTAKUMAが宣言したとおり、中盤以降も全身全霊でパフォーマンスを繰り広げた10-FEET。ペットボトルの水が宙に舞い、野外フェスのような光景が広がった「Freedom」、絶え間なくクラウドサーファーが飛び出した「1sec.」など会場の熱狂は加速し続ける。

TAKUMAはその様子を観て、「ざる蕎麦とかさ、遊びならプールとかさ、夏ならいくらでも涼しい遊びあると思うねん。それなのに君たちは何? カレーうどんみたいな(笑)」と観客の熱狂ぶりを褒め称える。KOUICHI(Dr)も「今日は僕らを呼んでいただきありがとうございます。精一杯楽しんで帰ってください」と大声でジョージと観客に感謝を伝えた。

「まだ持つかい? 手加減せぇへんよ?」とTAKUMAの言葉で始まったアンコールでは、「4REST」「CHERRY BLOSSOM」の2曲を演奏。「4REST」ではオーディエンスの大合唱が響き、「CHERRY BLOSSOM」では思い思いに暴れるオーディエンスにメンバーも破顔になった。ライブ終了後は「GG」恒例の記念撮影が行われ、レンズに向けられたオーディエンスの笑顔が初日の成功を物語っていた。

なお4日間にわたる「GG10」の模様は、MUSIC ON! TVにて8月28日(土)と29日(日)にオンエア。リピート放送のスケジュールは後日告知される。

MUSIC ON! TV presents GG10 7月21日 セットリスト

SISTER JET
01. 恋してクレイジー
02. hello goodbye days
03. CARAMEL FLAVOR
04. La La Dance
05. さよならポケット
06. MR.LONELY

THE BACK HORN
01. ブラックホールバースデイ
02. 神の悪戯
03. 戦う君よ
04. 白夜
05. 罠
06. ジョーカー
07. 閉ざされた世界
08. 声
09. コバルトブルー

10-FEET
01. super stomper
02. nil?
03. STONE COLD BREAK
04. Freedom
05. SHOES
06. 1sec.
07. 風
08. RIVER
09. goes on
<アンコール>
10. 4REST
11. CHERRY BLOSSOM

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音楽ナタリー @natalie_mu

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