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JAM HEADS「A•O•HA•RU」ジャケ写

JAM HEADS A•O•HA•RU

7人組ボーイズグループが歌う“青春ポップの王道”、学園ドラマのワンシーンのような主人公たちの日常が目の前に

文 / 川倉由起子

「アフタースクール」をコンセプトに、ヒップホップを基調とした幅広いジャンルの楽曲と“青春感”あふれるパフォーマンスを届ける7人組ボーイズグループ・JAM HEADS。このグループ名にまだ聞き覚えがない人もいるかもしれないが、彼らの特徴的な世界観に一度でも触れれば、きっとその魅力に引き込まれるはずだ。

JAM HEADSが2023年のデビュー以来掲げている「アフタースクール」とは、いったいどんな意味を持つのか? その答えは、3rd配信シングル「A•O•HA•RU」をミュージックビデオとともに味わうことで鮮やかに理解できるだろう。

「A・O・HA・RU」を聴くと、まるで学園ドラマのワンシーンを切り取ったかのような、学校生活や放課後を全力で駆け抜ける主人公たちの日常が目の前に広がる。メンバーの個性豊かな歌声がリレーするようにつながる歌割りは、仲間たちとの会話が膨らむにぎやかな教室を彷彿とさせ、明るくキャッチーなサビは誰もが自然と口ずさめる“青春ポップの王道”だ。

ただ、それだけで終わらないのがJAM HEADS流。1番サビ直後のキレキレのラップが楽曲に奥行きを生み出し、ガラッと雰囲気が変わったようでいて、楽曲にしっかりフィットしている。部屋でリラックスしながら遊んだり、スクールルックの衣装で広いスタジアムに繰り出しパフォーマンスしたりるする姿を映したMVも、彼らの“アフタースクール”感を具現化したみずみずしい仕上がりだ。

なお、シングルのもう1つの収録曲「Scratch」は、重低音のビートとゴリゴリのラップが冴え渡るヘビーな1曲。彼らのこれまでの“本流”はおそらくこちらで、さわやかな「A•O•HA•RU」とのギャップに驚かされる。この2曲に触れるだけでも、JAM HEADSというグループの振れ幅と、彼らの輝く未来の片鱗が見えてくるはずだ。

JAM HEADS 3rd Digital Single "A•O•HA•RU" MV

JAM HEADS「A•O•HA•RU」
2025年6月13日(金)配信開始 / M MUSIC
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作詞・作曲:NAONOBU-AMIMOTO、TatsuyA、3rd Productions
編曲:REO

JAM HEADS(ジャムヘッズ)

JAM HEADS

2023年7月にプレデビュー、同年11月にデビューを果たした7人組ボーイズグループ。ヒップホップを基調とした幅広いジャンルの楽曲、エネルギッシュで“青春感”あふれるパフォーマンスを特徴としている。またコンセプトの「アフタースクール」を体現するようなメンバー同士の仲のよさ、グループ内の空気感も人気の一因で、デビュー2年目ながら2度の全国ツアーを経験し、インドネシア・ジャカルタで開催された「Jak Japan Matsuri 2024」に出演し、海外進出も果たした。