映画「
本作では高校生特有の揺れ動く自意識が生々しく描かれる。當真は劇中で同級生からの呼び名が急に“さん”付けに変わるシーンを挙げて、人間関係の流動性に「鳥肌が立ちました」と語った。それを聞いた吉田は「親密な関係から一気に距離ができる残酷さは演出上、特に意識しました」と説明。また自身と役の近さについて問われた中島は「マイペースで自由を求め、縛られずに何かやりたいという自分の性格が朱里という役柄と重なりました」と述べる。
イベントでは「登場人物に、今ならどんな言葉を掛けるか?」という問われる場面も。周囲に流されがちだった希代子に対して當真は「そのとき感じて思ったものをとにかく信じていたらいいと思うんです。振り返って『あ、こうだったな』と思えるのも人生経験と捉えられるくらい大人になれば、成長できている。だから希代子には、焦らずに自分の心のままに動いていてほしい」と口にする。中島は「朱里に助言をして素直に受け取るかというと、あまり響かないタイプだと思っていて」「独自の道を進むには責任が伴うもの。だから、自分の行動に責任を持つ、ということは言ってあげたい」と続けた。
また、平澤は撮影終了時にプロデューサーから「大変だったでしょう」と言われて涙したというエピソードを明かしつつ「その言葉こそが孤独を感じていた奈津子の救いになったと思う。だから私は『大変だったね、苦しかったよね』と声を掛けたい」と述懐。南は、強がって弱さを見せない恭子へコメント。自身の学生時代と重ね合わせながら「もう少し肩の力を抜いて素直になってもいいよ」「抱きしめてあげたい」と優しく言葉を紡いだ。
この日、當真が赤、中島が青、平澤がオレンジ、南がピンクと、それぞれ演じたキャラクターのイメージカラーのアイテムを身に付けて登壇した。吉田は、朱里の青は自由の象徴、希代子の赤は朱里への憧れと愛憎の反転を表現していると解説。劇中でも、色が心情変化を表していることを伝える。
當真自身は情熱的なイメージのある赤が好きだと語り、中島は青を自身のイメージカラーに挙げた。平澤は淡い水色や紫に惹かれるものの、オーディションでは白と黒の服を着ることが多いという裏話を披露する。南も好きな色に水色を挙げ、撮影終了時に贈られた花束も水色だったと笑顔で話した。
最後に中島は本作について、大人にとってはかつての学生時代の痛みや楽しさを想起させるものであり、現役の学生にとっては“今をどのように過ごしているのか”を自問するきっかけになる映画だと語る。當真は登場人物たちの葛藤や、周囲に気を取られて自分自身が見えなくなっている姿が、自分自身や観客にも重なる部分があるだろうことを伝えつつ「自分の心の声を一番に大事にしてほしい」と力強く述べた。
物語のキーアイテムとなる、青いノートに付けられた1本の傷について触れた吉田は「この映画のテーマ」「人間誰しもああいう傷が心に生まれる」と言い、観客が自身の体験と重ねながら当事者として受け止めてくれたらと会場へ語りかけた。
映画「終点のあの子」は全国で公開中。
映画「終点のあの子」本予告
當真あみの映画作品
リンク
タグ

M@j££d•♘ @majeed_0123
@eiga_natalie 自身の役に