Netflix映画「10DANCE」の配信記念イベントが本日12月17日に東京・CITY HALL & GALLERY GOTANDAで行われ、ダブル主演の
竹内は「こんなにも心と体がリンクして充実した作品は初めて」と挨拶する。出演オファーがあったのは31歳の誕生日を迎える前後で、当初は引き受けるか悩んだそう。「人生を、自分の体すべてを懸けて臨まないと成功しないだろうと、企画書を見た瞬間に感じました。そのタイミングでは相手も決まっていなくて、すごく心細くて」と当時を振り返り、「自分の可能性を信じたくなる節があって『やります』と答えました」「杉木役は町田くんしかいないと思ったので、『僕もやる』と言ってくれたのがすごくうれしくて」と続けた。
町田は「僕はプロダンサーの道をあきらめた人間。自分のためにやろうと決めて参加しました」と前置きして、「(これまでの経験は)何も意味をなさなくて、すべて最初からで……(笑)。でもなんとかやってみようと思いました」と語る。撮影にあたっては、竹内、町田、土居、石井の4人で実際のダンスの大会を見学したという。町田は「『これを僕たちはやるのか』と絶望しました。でも同じくらい、期待と興奮もあったんです」と率直な気持ちを明かした。
大友は「2人の2ショットには魅力、可能性、鮮度があって、すごくインスピレーションを与えてくれた。彼らの不安や絶望とは別に、僕の中では早くから勝算があったんです」とコメントする。そして「撮影チームとは、内面とダンスが結び付いた“アクターズダンス(プロのダンサーではなく俳優が踊るダンス)”の最高峰を目指そうと話していました」と回想した。
竹内が初めてラテンダンスに触れたのは、2024年2月7日。彼は「練習の質量的には半年あるかないか。町田くん、パートナー役の土居さん、先生方を信じ切ることが一番難しくて、その境地に達するまですごく時間が掛かりました。(今思えば)信じ切らなければ成功できていなかったことだらけ。“信じる”を超えた瞬間に、予期せぬサプライズがたくさんありました」と充実感に満ちた表情で話す。町田もその言葉にうなずきながら「怖がらずに飛び込んでいくのが大事だと学びました。わくわくする気持ちを止めずに純粋に追いかけることで、いいエネルギーが生まれるんですよね」と笑顔を見せた。
さらに町田は「竹内くんは(鈴木として)初めてステージで踊るシーンが、(自身が)初めて人前で踊る経験とリンクしていたんです。それを観たときに、僕は本当に感動してしまって。すごかった……」としみじみ。竹内は「『10DANCE』の撮影前・撮影中は、町田くんという存在が僕には必要だった。お互いが信じ合ってわかり合える瞬間を見つけるために必死になって求めていった先が、僕にとっては町田くんだったんです」と思い入れたっぷりに述べた。
最後に町田は「僕たちが苦しみながら、楽しみながらすべてを注いで作った作品です。世界中の方に楽しんでもらいたいです」、竹内は「本当の愛が詰まったこの作品が、世界中の皆さんに届いて、羽ばたいていったらうれしい」とメッセージを残し、ステージをあとにした。
「10DANCE」は12月18日にNetflixで世界独占配信スタート。

にょり @nyori1028
10DANCE、今年の「国宝」に並ぶ芸事の傑作映画になりそうな予感がしてる https://t.co/ZuYVSgt4Sx