映像・音声・演技をAIのみで制作した長編映画「マチルダ 悪魔の遺伝子」が劇場公開

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俳優・声優を一切使わず、映像・音声・演技をAIのみで制作した長編映画「マチルダ 悪魔の遺伝子」が、12月19日より劇場公開されることが決定した。

「マチルダ 悪魔の遺伝子」ポスタービジュアル

「マチルダ 悪魔の遺伝子」ポスタービジュアル [高画質で見る]

本作の舞台は、地球上から男性が消滅した未来世界。21世紀初頭、“人間の暴力性の根源となる遺伝子”が男性にだけ存在することを発見した遺伝子学者マチルダは、ごく少数の女性科学者だけで極秘の「マチルダ計画」を進める。その結果、2222年に地球上から“男性”は完全に消滅。人類は単性の新しい種として再スタートを切った。だが未来都市に住む女性9(ナイン)の前に、もう存在しないはずの生身の男性が現れ、世界は静かにきしみ始める。

監督・脚本を、スペイン・バルセロナを拠点に活動する遠藤久美子が担った。遠藤は「初めてのAI、初めての映像制作。手探りの挑戦で完成した。全部はまだ伝えられていない。でも第一歩としては十分。表現手段を持たないすべての人に、この映画が少しでも勇気になれば」とコメントしている。

遠藤久美子

遠藤久美子 [高画質で見る]

「マチルダ 悪魔の遺伝子」は12月19日より神奈川のシネマ・ジャック&ベティ、東京の池袋シネマ・ロサで公開。1月2日より山形・MOVIE ON(ムービーオン)やまがた、26日より静岡・シネシティザート(CINECITY ZART)、23日よりシネプラザサントムーン(CINEPLAZA SUNTOMOON)にて上映される。

「マチルダ 悪魔の遺伝子」予告編

遠藤久美子 コメント

20数年前、突然“データがダウンロードされる”ように物語が降りてきた。
しかし当時は、それを表現する術がなかった。
コロナ禍のバルセロナで再び物語が降り、「伝えなければ」という衝動に突き動かされてAIと出会った。
初めてのAI、初めての映像制作。手探りの挑戦で完成した。
全部はまだ伝えられていない。でも第一歩としては十分。
表現手段を持たないすべての人に、この映画が少しでも勇気になれば。

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©MATILDA LINE PROJECT

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