AIに特化した映画祭WORLD AI FILM FESTIVALが京都で開催、受賞作はカンヌで上映

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AIに特化した映画祭、WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTOが、3月に京都・ロームシアター京都 サウスホールで開催される。

WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTOキービジュアル

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WORLD AI FILM FESTIVAL(以下WAIFF)は、Apple Computer(現 Apple Inc.)の元欧州社長およびグローバル最高執行責任者を務めたマルコ・ランディによって創設されたもの。2025年4月にフランス・ニースで第1回が開催され、53の国と地域から1500作品以上の応募があった。この反響を受けて2026年4月にフランス・カンヌで第2回の開催が決定している。今回は「Road to WAIFF Cannes 2026」と称して、京都を含む世界4都市でもインターナショナルパートナーという形で映画祭を実施し、各国で選ばれた作品が、WAIFF Cannes 2026に招待されることになった。

日本版WAIFFを主導するのは、TOKYO EPIC代表で映画「カメラを止めるな!」の原作者として知られる和田亮一。和田は開催にあたり、「WAIFFは、技術の優劣を競う場ではなく、『AIをどう創造性に活かし、あなたが何を語ろうとしているのか』を最も大切にする映画祭です。このフェスティバルが、あなたの作品が世界へ踏み出す“最初の一歩”になることを願っています」とつづっている。

WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTOの審査員。左上から時計回りに和田亮一、櫻井大樹、乙一、齋藤優一郎

WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTOの審査員。左上から時計回りに和田亮一、櫻井大樹、乙一、齋藤優一郎 [高画質で見る]

日本で審査を担当するのは、和田のほか、サラマンダーの代表を務めるアニメプロデューサー・脚本家の櫻井大樹(旧名:櫻井圭記)、スタジオ地図代表取締役・プロデューサーの齋藤優一郎、翻訳家の二見文子、小説家の乙一、小説家・脚本家・映画監督の秦建日子。AIに関して賛否両論の議論がされている今、審査員の仕事を引き受けるか迷ったという櫻井は「しかしこの映画祭においては、応募作品に賞を出すだけではない、という事実が、僕にとっては興味深かった。様々な座談会や技術展示。あるいは著作権侵害にまつわる模擬裁判のような企画も実施予定だという。だとすれば、このようなイベントの存在は、AIと人間の未来を考えていく上では、必要なプロセスなのではないか、と思うに至った」と胸中を明かしている。

映画祭公式サイトでは2月15日23時59分まで作品を募集中。短編・長編映画、SNS向け縦型マイクロシリーズ、広告映像、脚本+AIティーザーといったカテゴリーが設けられており、各賞受賞者には賞金100万円などが贈られる。

映画祭WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO情報

開催日程

2026年3月12日(木)、13日(金)

会場

京都府 ロームシアター京都 サウスホール

各賞・賞金(予定)

  • ベスト AIフィルム賞(賞金:100万円)
  • ベスト AIアニメ賞(賞金:100万円)
  • ベスト AI PocketANIME賞(賞金:100万円)
  • ベスト シノプシス+AIティザー賞
  • ベスト AI CM賞

※受賞者には「Road to WAIFF Cannes 2026」プログラムを通じて、WAIFF Cannes 2026への公式エントリーおよび推薦の機会が与えられる。

和田亮一(TOKYO EPIC代表、WORLD AI FILM FESTIVAL日本代表)コメント

AIは、誰かの表現を代替するための道具ではありません。それは、まだ言葉になっていない想いや、これまで形にできなかったビジョンを、世界に届けるための新しいカメラだと僕は考えています。WAIFFは、技術の優劣を競う場ではなく、「AIをどう創造性に活かし、あなたが何を語ろうとしているのか」を最も大切にする映画祭です。このフェスティバルが、あなたの作品が世界へ踏み出す“最初の一歩”になることを願っています。

皆さまの挑戦的で、自由で、まだ見ぬ映像体験に出会えることを、心から楽しみにしています。

櫻井大樹(サラマンダー代表取締役社長、アニメプロデューサー・脚本家)コメント

僕は、昔からAIという存在に強い関心があった。
東京大学で修士号を得た論文も、ロボットとAIにまつわる研究である。
そしてまた、アニメ脚本家になった後も、AIと人間にまつわる物語を繰り返し執筆してきた。
僕が書いた「攻殻機動隊SAC」のタチコマのエピソードなどは、その一例である。

いま様々な業界において、Artificial Intelligenceという曖昧な存在について、賛否両論の議論が巻き起こっている。
今回、僕がWAIFFの審査員のオファーをいただいた際にも、引き受けるべきかどうか、だいぶ迷った。

しかしこの映画祭においては、応募作品に賞を出すだけではない、という事実が、僕にとっては興味深かった。
様々な座談会や技術展示。あるいは著作権侵害にまつわる模擬裁判のような企画も実施予定だという。

だとすれば、このようなイベントの存在は、AIと人間の未来を考えていく上では、必要なプロセスなのではないか、と思うに至った。

WAIFFという映画祭が、AIと人間の未来について(AI賛成派にとっても反対派にとっても)建設的な議論をするための、ひとつのキッカケとなることを願っている。

齋藤優一郎(スタジオ地図代表取締役 / プロデューサー)コメント

映画とは現代を映す鏡。今を描ききった映画を観たい。

乙一(小説家)コメント

もしも映画の歴史が千年続くなら、今はまだ最初の一歩を踏み出したにすぎません。変わり続けるからこそ、映画は人類文化の鏡像となり得たのでしょう。AIによって創作された作品もまた、すべて私たちの鏡像です。

WAIFFに、はたしてどんな作品が応募されてくるのか、今から楽しみでなりません。そこにあるのは、個人の夢が純粋な形で示されたものに違いありません。これまでの映画業界、映像業界のシステムでは、実現するはずのなかった物語を、形にする方法が与えられたのです。

私たちはだれでも、自由に、物語を紡ぐことができます。各社の提供するAIの特性を熟知してください。現時点での限界や問題点を把握し、機転と発想力で乗り切ってください。最高の作品をお待ちしています。

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©WORLD AI FILM FESTIVAL 2026 in KYOTO

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京都情報局 @Ilias0322

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