パラマウント・スカイダンスが、米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーに対する約1084億ドル(約16兆9073億円)での敵対的買収案を発表した。1株30ドルにて、グローバルネットワーク部門を含めたワーナー全体を買収する意向だ。
ワーナーをめぐっては、動画配信サービスを展開するNetflixが、総額720億ドル(約11兆2300億円)、総企業価値約827億ドル(約12兆8990億円)で買収する最終合意書に調印したことを12月5日に発表。映画・テレビスタジオ、HBO Max、HBOを含み、2026年第3四半期に取引が完了する見込みとなっていた。なおワーナーのグローバルネットワーク部門にあたるディスカバリー・グローバルは、別会社として再出発する予定となっている。
一方、パラマウント共同CEOのデヴィット・エリソンは、同社がワーナー全体を買収・統合することで、制作側や映画館、消費者にとって最善の利益となり、競争強化、コンテンツへの支出、そして劇場公開作品数の増加といった恩恵があると指摘。またNetflixの買収案が現金と株式の混合(1株あたり27.75ドル、うち株式交換部分は4.5ドル)であるのに対し、全額現金で支払うパラマウントの提案のほうが、株主にとってメリットが大きいと主張している。
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おミュータンツの宮戸フィルム @shingrass
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