シンガポール、台湾、ポーランド合作映画「
ツァオ・ヨウニンは、オーディションの話があった際、霧をまとったように謎めいたジーハンに魅せられたそう。「演じたことのない役に挑戦したかったので、なんとしても演じたいと思ったことを覚えています」と明かす。また「監督によると、台湾には兄ジーハンを演じる年齢層の俳優はたくさんいますが、この映画を引っ張る弟ジージエの難しいキャラクターを演じられる俳優はなかなか見つからないだろうと心配していたとか。でも、シウフーに出会った。監督は『この子だ!』と思ったそうです」と語った。
リウ・シウフーは、ジージエを演じるにあたってプレッシャーが大きかったことを明かし「微妙な感情の変化を表現しなければいけない役ですし、フェンシングのシーンも多かったので、肉体的にもチャレンジングな役でした」と振り返る。そして「脚本を読んだとき、ジージエが選ぶ兄との向き合い方を美しいと思いました。現実的に考えれば、ジージエの選択は間違っていると思われるかもしれないけれど、彼にとっては、ある種の愛の形だと思います。僕は時間をかけて役を理解したいタイプです。難しい役でしたが、撮影前にしっかりリハーサルできたのがよかったです」と思い返す。ツァオ・ヨウニンも「僕も準備には時間がかかるタイプなのですが、この作品は何度もリハーサルを繰り返し、監督と話し合える時間が持てた。兄弟2人一緒にではなく、僕とシウフーがそれぞれ個別に監督と話し合えたのもよかったですね」と言及した。
印象的な場面に話が及ぶと、「兄弟が走りながら子供の姿に変わっていくシーン」をそろって挙げた2人。ツァオ・ヨウニンが「2人で言葉を交わしながら、相手を感じながら、走り続ける感覚が、とても心地よかったことを覚えています。確か、何度も繰り返し撮影しました」と言うと、リウ・シウフーも「撮り終えたときは明け方になっていましたね」と回想する。
そんな2人は本作で初共演を果たした。ツァオ・ヨウニンは「以前、彼(リウ・シウフー)が出演したドラマ『子供はあなたの所有物じゃない』を観て印象に残っていました。ミステリアスで、掘り起こせば、いろいろなものが出てきそうな可能性を感じる俳優。特に、大きな目がまるで先の見えない洞穴のようで、引きつけられました」と語る。一方のリウ・シウフーは「ヨウニンの最初の印象は、少し怖かった(笑)。デビュー作の『KANO』から長く仕事をされている先輩で、一方の僕にとってはこれが長編デビュー作ですからね。でも、共演してみると、とても優しい人で波長が合うと感じました」と伝えた。
「ピアス 刺心」は12月5日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。
映画ナタリー @eiga_natalie
心理スリラー「ピアス 刺心」リウ・シウフーとツァオ・ヨウニンが互いの印象語る
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