映像ジャーナリストの
本作は、2012年製作の映画「
土井は「必死に軍事政権の打倒を訴える彼らの姿は、私たち日本人に『祖国とは何か』『自由とは何か』そして『民主主義とはなにか』を問いかけている。さらに軍事政権と深いつながりを持つ日本は、『他人事』と遠望していていいのかという問いを彼らから突き付けてられている」とコメントしている。
土井敏邦 コメント
2021年2月、1人の軍司令官の権力欲のために、やっと歩み始めた「ミャンマーの民主化」が踏みにじられたとき、すでに「自由」を体験した若い在日ミャンマー人たちは抗議に立ち上がった。必死に軍事政権の打倒を訴える彼らの姿は、私たち日本人に「祖国とは何か」「自由とは何か」そして「民主主義とはなにか」を問いかけている。さらに軍事政権と深いつながりを持つ日本は、「他人事」と遠望していていいのかという問いを彼らから突き付けてられている。
取材開始から10年、紆余曲折を経て、やっとこの映画は完成した。私のライフワークである“パレスチナ”と“フクシマ”のドキュメンタリー映画作りと同時進行しながらの作業であった。しかし3つの映画作りを進める中で、これらの課題には、それらを貫く普遍的なテーマがあることに私は気づいた。それは「人間が“人間らしく生きる”とはどういうことなのか、そのためには、何が必要なのか」という問いである。3つのテーマの映画作りは、私にとってその答えを探し求めて暗中模索する営為なのかもしれない。
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