在日ミャンマー人追う土井敏邦のドキュメンタリー予告編解禁、根岸季衣らのコメントも

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映像ジャーナリストの土井敏邦が監督を務めたドキュメンタリー映画「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」の予告編が解禁。また本作を鑑賞した著名人からコメントが到着した。

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」メインビジュアル

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」メインビジュアル [高画質で見る]

本作は、2012年製作の映画「異国に生きる 日本の中のビルマ人」の続編となる。2021年2月1日、ミャンマー国軍によるクーデターが起き、ミンアンフライン総司令官が国家指導者の地位に就く。国軍は2020年の総選挙を無効とし非常事態宣言を布告すると、国民民主連盟(NLD)政権の指導者アウンサンスーチーらを拘束。このクーデターに対し、国民は抗議デモで激しく抵抗。日本でもクーデター直後から、多くの在日ミャンマー人たちが抗議デモに駆け付けた。本作の第1部では、デモに参加した若者たちの本音を映し出し、前作に登場したチョウのその後に迫る。第2部では避難した子供たちが通う学校の支援をする在日ミャンマー人女性、第3部では日本ミャンマー協会にカメラが向けられた。

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」場面写真。日本での抗議デモの様子

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」場面写真。日本での抗議デモの様子 [高画質で見る]

YouTubeで公開された予告編はクーデター勃発時の映像から始まり、日本国内での抗議デモや支援活動の様子、日本で看護師となった在日ミャンマー人女性や、タイ側に避難した子供たちへのインタビューなどが収められている。

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」場面写真。避難した子供へのインタビューシーン

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」場面写真。避難した子供へのインタビューシーン [高画質で見る]

作家・クリエーターのいとうせいこうは「どんなところでも活動を止めない、諦めない彼らの姿が、この映像で克明に心に残り、民主主義への切実な思いが私たち日本人に欠けていることを教えてもくれます」とつづり、俳優の根岸季衣は「兎に角、多くの日本人にこの映画を観て欲しい。知って、考えて、少しでも行動に移せる契機になれば。僭越ながら私は、まずはこの映画を応援する事から始めます」と語った。さらにジャーナリストの金平茂紀、ドキュメンタリー映像作家の久保田徹、歌手の沢知恵、映画監督の柴田昌平、映画評論家の田中千世子、ブロードキャスターのピーター・バラカン、「報道1930」編集長キャスターの松原耕二、元NHK解説委員長・ジャーナリストの柳澤秀夫もコメントを寄せている。

「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」は1月30日より東京・アップリンク吉祥寺、2月14日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。

映画「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」予告編

映画作品情報

いとうせいこう(作家・クリエーター)コメント

私も小さい運動ながら、ミャンマー軍事政権の人民弾圧に抵抗してメッセージTシャツを売ったり、様々なステージでポエトリーリーディングをしてきましたが、その折にふっと現われてはミャンマー国内に秘密で伝えるコメントを撮る人たちがいるのに毎回驚いていました。どんなところでも活動を止めない、諦めない彼らの姿が、この映像で克明に心に残り、民主主義への切実な思いが私たち日本人に欠けていることを教えてもくれます。

金平茂紀(ジャーナリスト)コメント

土井さんが映画で紹介してくれた在日ミャンマー人らが口にしたある言葉について考え続けている。
それは「祖国」という言葉。今この国で台頭する排外主義のなかで、「国民国家」は、僕らにとって、自由を奪うものなのか、それとも自由の拠り所なのか。土井さんは僕に言った。「祖国」と「国民国家」は異なるのではないですか、と。国を平仮名で書く「くに」というものが本来、共有されていたのではなかったのですか、と。そんなことを真正面から問う映画です。

久保田徹(ドキュメンタリー映像作家)コメント

彼らの背負っているものを想像する力が、私たちにあるだろうか。
軍の弾圧を逃れ、自由を求めて日本へ来た在日ミャンマー人たちは、多くの喪失を抱えながら生きている。私たちと隣り合わせで生きる彼らの背後にある現実を、自らのこととして感じるのは容易ではない。
しかし、この映画はその距離を静かに、そして確かに縮めてくれる。
日本は彼らをどのように受け入れ、あるいは裏切ってきたのか。
一世代を超えて積み重ねられてきた映像の記録は、日本とミャンマーの複雑な関係を紐解き、その過程で、日本がアジアでも数少ない政治的自由が保たれてきた場所であることを浮かび上がらせる。
そして、彼らの自由を守ることが、私たち自身の自由につながっているのだと気づかせてくれる。

沢知恵(歌手)コメント

この映画に出てくる子どもたち、若者たち、女性たちの涙から目をそらしてはなりません。愛する祖国の人たちのためにたたかう柔和で不屈の笑顔からも。ミャンマー軍事政権を実質的に支える日本の政財界に怒りがこみ上げると同時に、私にできることは何かを改めて問われました。

柴田昌平(映画監督)コメント

「日本人はなんと冷たい国民になってしまったのか」という想いが映画を見ながら心に去来しつづけた。民主主義の「大義」というより、苦しむ同胞を助けたい「利他主義」。
そんな彼らが都内で街頭活動をしていると、「うるさい、国に帰れば」と言われ、しかも軍事政権を経済的に支える側に、日本政府・企業がいる。「利他主義」、僕たち日本人はどうしたら取り戻せるのだろう。

田中千世子(映画評論家)コメント

そうか、そういうことなのか。今、日本でミャンマーの民主化を熱く訴え、看護士資格をとり、ミャンマー人支援レストランを作り、あるいは仕事を掛け持ちしながら街頭活動を熱心に繰り広げる彼女や彼らは、クーデター前の民主化時代を経験していたからなのか。民政移管が軍のクーデターであえなく崩れたことを嘆くより、実現した時代の意味を強く受けとめたい。同時に今の日本の民主主義をしっかりきたえていこうと思う。この映画から勇気をもらったら勇気で答える自分を作ろう。

根岸季衣(俳優)コメント

幾つものインタビューを静かに寄り添うように積み重ねる土井監督。
拝見しながら「私に何が出来るんだろう…」そればかりで頭が一杯になり、せめてちょっとでも喧伝に力を貸せればと今この文を書いています。
兎に角、多くの日本人にこの映画を観て欲しい。
知って、考えて、少しでも行動に移せる契機になれば。
僭越ながら私は、まずはこの映画を応援する事から始めます。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント

この映画から最も強く伝わってくるのは、日本政府の残念な姿勢です。
アメリカやイギリスが兵器の供給でガザのジェノサイドを可能にしているのと同様に、日本がミャンマー国軍による市民の弾圧と虐殺をODAの力で手助けしている事実を多くの人に知って欲しいです。

松原耕二(「報道1930」編集長キャスター)コメント

「一瞬の幸せより、一生の幸せ」、「私は難民ではない、革命家だ」。軍事政権に抗うミャンマー人たちの言葉が胸に迫る。私たち日本人は傍観者であるだけではなく、クーデターに加担する存在なのではないか。国軍と日本政府との深い関係をめぐる証言はそんな問いをも抱かせる。彼らの言葉が突きつけるのは私たち自身の姿なのだ。

柳澤秀夫(元NHK解説委員長・ジャーナリスト)コメント

日本で暮らすミャンマーの人たちのこと。彼らの祖国でいま起きていること。そしてその背景に横たわるミャンマー軍事政権と日本の政財界ののっぴきならない関係。こうしたことを我々はいったどれだけ知っているのだろうか? あるいは知ろうとしているのだろうか? この作品は静かに、しかし鋭く問いかけてくる。街頭で民主化への支援を懸命に呼びかけるミャンマーの人たち。我々はその姿を見ないふり、その声が聞こえないふりをしてはいないだろうか? 今、改めて自らに問い直す必要があるのでは? と、この作品は語りかけている。

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©DOI Toshikuni

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土井敏邦監督作品 @infoofdoi

映像ジャーナリストの土井敏邦が監督を務めたドキュメンタリー映画「在日ミャンマー人-わたしたちの自由-」の予告編が解禁。本作を鑑賞した著名人からコメントが到着した。
https://t.co/wOKu9E3ioV 
2025年12月27日(土)の「ガザは語る」上映会記録映像をYouTube公開
https://t.co/bclnnbl4DI https://t.co/J7xS7rKvZ0

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