映画「
同名インディーゲームをもとにした本作。地下鉄の白い地下通路に閉じ込められた主人公が次々と現れる不可解な“異変”を見つけ、絶望的にループする無限回廊からの脱出を試みるさまが描かれた。二宮が“迷う男”、河内が“歩く男”に扮した。
役衣装で登場した二宮と河内。衣装のこだわりを聞かれた川村は「二宮くんの衣装、中のパーカーと靴が紫なんですが、これは出口看板の黄色の補色だからなんです。あの看板をもう1人の俳優だと思って、狙ってやりました」と明かす。また「ジャケットはただのグレーのものだったんですけど、電車が通過するときにライトでキラキラ反射させるために、スタイリストの伊賀大介さんにわざわざファスナーを付けてもらいました」と語った。
本作が、11月8日までの公開72日間で50.7億円の興行収入を記録したことについて、二宮は「もちろん面白いものはできたと思っていたし、たくさんの人に観てほしいと思っていたけど、50億円という明確な数字は想像していなかったのでびっくりしました」と率直な感想を述べる。街中で声を掛けられるようになったという河内は「帽子を脱いだ瞬間に皆さん『ああー!』って顔をされます」と報告し、登壇者の笑いを誘った。また川村は「リメイクのオファーが10件以上来ています」と明かして二宮・河内を驚かせる。「どうやるの?と思って……。どの国のリメイク版でも、おじさん(歩く男)役は河内大和がやるとか!?」と冗談を飛ばす川村に対し、二宮は「それは面白い!」、河内は「面白いかもしれないけど僕は大変!!」と反応していた。
イベントでは、地下通路のセットでの撮影秘話も披露され、キャストの2人は“二宮が3歩歩いたときに河内が角から出てくる”というルールで撮影されたすれ違うシーンを再現する。二宮は「異変がないときは(河内を)スルーするんですが、その場合は河内さんはこのドアから出て自転車でもとの待機位置まで猛ダッシュで戻るんです。ループしているんで」と、ワンカット撮影の苦労を明かした。最初は自力で走って戻っていたという河内は「二宮さんが速いから、本当にダッシュしないと間に合わない(笑)。自転車の導入は革命でした」と振り返った。
川村はオープニングシーンにも言及。「最初は新木場駅で車内のシーンを撮影して、二宮くんが電車を降りる瞬間のパン(カメラを固定したまま水平方向に動かす撮影方法)で東新宿駅に変わっているんです。で、階段を上がったあとスマホが落ちていく間に、代々木公園駅に変わっています」と伝えると、初めてこのエピソードを知った河内は「えー! あそこで!?」と大興奮していた。
「8番出口」は全国で公開中。
映画ナタリー @eiga_natalie
【完全攻略舞台挨拶レポート】二宮和也と河内大和が「8番出口」すれ違いシーンを再現、知られざる苦労明かす(写真15枚)
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