1960年代の兵庫・神戸を舞台に、日本で生まれたベルギー人の女の子を描いた長編アニメーション「アメリと雨の物語」が2026年春に公開決定。このたびポスタービジュアルが到着した。
原作は駐日ベルギー領事の娘として神戸に生まれ、5歳までを日本で過ごしたアメリー・ノートンによる自伝的小説「チューブな形而上学」。主人公は2歳半まで無反応状態だったものの、あるきっかけから無敵の子供時代に突入したアメリだ。大好きな家政婦のニシオさんや家族との日々の生活は新たな発見の連続。自分にぴったりな「雨(あめ)」という漢字も知った。しかし、3歳の誕生日に人生を変える出来事が起こり、彼女の世界は大きく変わっていく。
監督を務めたのは、「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」「カラミティ」で知られるレミ・シャイエと協働してきたメイリス・ヴァラード、リアン=チョー・ハンの2人。声の出演にはロイーズ・シャルパンティエ、ヴィクトリア・グロボア、ユミ・フジモリが名を連ねた。
アメリがまなざす生命と色彩、彼女のウィットに富んだ言葉が織りなす世界観は、多くの観客の心を魅了し、2025年のアヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞。「間違いなく今年もっとも美しいアニメーション映画の1つ」(Cinema Escapist)、「世界初と言える、正真正銘の成長物語」(IndieWire)と称賛を集めている。
配給はファインフィルムズが担当。現在開催中の第38回東京国際映画祭ではアニメーション部門に出品されており、11月4日に東京・角川シネマ有楽町でジャパンプレミアが行われる。
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神戸に住むベルギー人の女の子描く長編アニメ「アメリと雨の物語」2026年春に公開 - 映画ナタリー
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