2025年のアヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞した「
1960年代の兵庫・神戸を舞台にフランスで製作された同作は、日本で生まれたベルギー人の少女・アメリの物語だ。彼女は2歳半まで無反応状態だったものの、あるきっかけから“無敵”の子供時代に突入。自らを神と信じ、家政婦のニシオや家族との日常に心を寄せるが、3歳の誕生日にすべてを変えてしまう出来事に見舞われる。
駐日ベルギー領事の娘として神戸に生まれたアメリー・ノートンの自伝的小説「チューブな形而上学」を原作に、「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」「カラミティ」のレミ・シャイエと協働してきた
神戸の風景が描かれた場面カットでは、美しく咲いた花に好奇心を向け、雪景色に感嘆の声を上げるなどアメリの“新たな発見”の日々が確認できる。彼女がニシオと夏の夕暮れの中で歩く一幕や、キーパーソンである祖母をはじめ家族が勢ぞろいするシーンも切り取られた。
「アメリと雨の物語」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。現在開催中の第38回東京国際映画祭のアニメーション部門に出品されている。
マイリス・ヴァラードの映画作品
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