劇場版「牙狼<GARO>TAIGA」の初日舞台挨拶が本日10月17日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの
「牙狼<GARO>」は魔戒騎士・冴島鋼牙が、“陰我”を抱える人間に取り憑く魔獣ホラーと対峙するダークアクションファンタジー。鋼牙の父としてシリーズに登場した冴島大河を主人公に据えた本作では、これまで明かされなかった彼の若き姿や活躍が描かれる。大河を北田が演じ、大河とともに行動する魔戒導師・吹奇役で神嶋、敵となる魔獣ホラー・蛇道役で瀬戸が出演。大河を支える魔導輪・ザルバの声を影山が担当した。
イベント冒頭にはザルバの声で「初日から駆けつけてくれたお前らの思いに感謝するぜ!」とアナウンスが入り、会場を盛り上げる。北田は観客を前に「本当にうれしいですね。こんなに多くの人に観ていただけて、いいスタートを切れました。シリーズ20周年記念の作品をこうしてお届けできること、皆さんと同じ時間を共有できることが幸せです」と挨拶。本作の宣伝イベントや配信などによって北田の親しみやすい人柄が「GARO」ファンの間に浸透したと伝えられると、北田は「そうなんですか?(笑)」と謙遜する。そして自身と大河の似ている部分を聞かれると、「まっすぐなところ。自分で言うのも恥ずかしいですが」と切り出し、「自分の武器はピュアなところだと思っているので……。ここは笑う部分ですよ!」とはにかみつつ答えた。
神嶋が演じた吹奇は、聖獣と深い関わりがあるキャラクターだ。聖獣の「100年に1度、1日だけ人間の姿で活動できる」という特性にちなみ、「100年に1度しか人間になれないとしたら?」と質問されると、神嶋は「難しい質問ですよね(笑)」と悩みつつ、「“泣く”とか“感動する”ことは人間にしかできない。だから今日みたいに感動する映画を観たいなと思います!」と回答。それを聞いた北田から「100点ですね!」と賛辞を送られていた。
北田、神嶋とともに役衣装で登壇した瀬戸は「暑くて……特に股下が湿っている」と吐露。“食らったものを我が力にする”蛇道に絡めて「登壇者の持っているスキルで、自分の力にしたいものは?」と質問されると、「皆さんの長所を教えてほしいです!」と希望し、1人ずつ自身の長所を話していく流れを作る。神嶋の「人の顔を覚えるのが得意」、北田の「身長」、雨宮の「無駄遣い」、影山の「サイズがコンパクトなところ」といった回答を聞いたのち「それ、全部いただきます! 1つという決まりはないので」とまとめた。
影山は、シリーズ当初からザルバの声を担当。改めて本作に参加した心境を問われると「20年経って、やっと冷静に自分の声を聴けるようになりました。最初の頃は違和感を感じていましたし、聴くのがすごく怖かった」と述懐する。加えて「初期はエフェクトをいっぱいかけてもらっていたけど、最近の作品では減らしていただいている」と言うと、雨宮は「昔とは音質が変わっていて、今ではより影山さんの素の声に近い感じ。今作でも加工は薄いほうです」とコメント。影山は「少しずつ上達するんですよ!」と笑顔を見せた。
そして雨宮は「あまり過去を振り返ることはしないのですが、気が付けば20年が経ったなというのが正直な感想」と打ち明ける。2019年の監督作「牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-」に触れ「そのときにほぼ燃え尽きたんですが、またこうしてチャンスをいただけました。僕が作る牙狼にどういう意味があるかを考えて作り始めたのですが、できあがったときにその答えが見出せた気がしました」と言葉を紡いだ。
劇場版「牙狼<GARO>TAIGA」は全国で公開中。なおフォトセッション時には黄金騎士ガロも登場し、観客からの熱い視線を受けていた。
あん.Anne🇯🇵🥑🍓 @Anne34393956
この邪道様と大河、素敵〜✨
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