第26回東京フィルメックスが11月21日から11月30日まで東京・有楽町朝日ホール、ヒューマントラストシネマ有楽町で開催。このたび、
アジアの新進作家を中心に世界から選りすぐった作品を紹介する本映画祭。「人山人海」などで知られるツァイ・シャンジュン(蔡尚君)の長編4作目となる「太陽は我らの上に」は秘めた過去を抱える男女の葛藤をスリリングに描いた物語だ。劇中では、かつて恋人同士だったメイユンとバオシュウが、長い別離を経て、病院で偶然の再会を果たす。バオシュウはメイユンの犯した罪を被って入獄するも、メイユンがわずか1年ほどで新しい人生を歩み始めた過去があった。現在、メイユンには既婚者の恋人がおり、子供を妊娠したばかり。しかし、刑務所を出たバオシュウが末期がんだと知り、彼女は自らのアパートに迎え入れ、治療に専念させようとする。
「長江 愛の詩」やドラマ「慶余年~麒麟児、現る~」などで知られるシン・ジーレイがメイユンを演じ、「シャドウプレイ」の
クロージング作品の「大地に生きる」は10歳の少年の目を通して、激動期の中国の知られざる一面を映した物語。1991年、3人きょうだいの末っ子チュアンは、家族と離れ、別の村の親戚に預けられる。両親が兄姉を連れて南部の都市・深圳に出稼ぎに行くことになったのだ。大家族のなかで元の苗字のまま生活し、村に完全な帰属意識を持つことができずにいるチュアン。それでも曾祖母やおばの愛情に包まれながら日々を過ごすことになる。
またこのたび、本映画祭のプレイベント「香港ニューウェーブの先駆者たち:M+ Restored セレクション」が11月14日から18日までヒューマントラストシネマ有楽町で開催されることも明らかに。香港の現代ビジュアルカルチャー美術館「M+(エム・プラス)」が修復した3本の香港映画がスクリーンにかけられる。
ラインナップにはトン・シューシュン / セシリア・トン(唐書璇)が、恋情と貞淑を重んじる道徳規範の間で引き裂かれる寡婦を描いた「
プレイベントのチケットは11月6日12時、東京フィルメックスのチケットは11月7日12時にそれぞれ発売。有楽町朝日ホールはLivePocket、ヒューマントラストシネマ有楽町は劇場公式サイトおよび劇場窓口でチケットを取り扱う。従来のU-25割をさらに拡充させ、29歳以下なら割引価格で購入可能。前売券の料金はプログラムによって異なるため注意してほしい。詳細は映画祭公式サイトで確認を。
第26回東京フィルメックス
2025年11月21日(金)~11月30日(日) 東京都 有楽町朝日ホール、ヒューマントラストシネマ有楽町
前売料金 :一般 1700円~1800円 / U-30割 1200円~1300円
会期中料金:一般 2000円 / U-30割 1500円
上映作品
- 太陽は我らの上に(監督:ツァイ・シャンジュン)※オープニング
- 大地に生きる(監督:フオ・モン)※クロージング
第26回東京フィルメックス プレイベント 香港ニューウェーブの先駆者たち:M+ Restored セレクション
2025年11月14日(金)~11月18日(木) 東京都 ヒューマントラストシネマ有楽町
料金:一般 2000円 / 大学生 1500円 / 高校・中学・小学生 1000円 / シニア 1300円 / TCGメンバーズカード会員 1400円
上映作品
- 董夫人 レストア版(監督:トン・シューシュン / セシリア・トン)
- ザ・システム レストア版(監督:ピーター・ユン)
- 愛殺 レストア版(監督:パトリック・タム)
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Amei @Amei20413257
嘩〜!!✨✨✨
(フィルメックス、今年は当たりだ!>失礼🙇)
どれも観たいけれど、1本しか観られないなら《行規(ザ・システム)》!!🙏🙏🙏 https://t.co/rAcVl4zEFC